片麻痺による拘縮や、パーキンソン病による振戦などの効果については今まで何度か紹介してきました。
※上肢の拘縮の改善についてを紹介したのはこちら
歩行障害も同様に効果はあります。
キーワードは:伸張反射の抑制、新しい運動連鎖の作成
歩行障害において問題となるのは、遊脚期の足の引っ掛かりをぶんまわしによって回避する作業と、立脚期の重心の乗せ方です。
ブルンストロームステージは日によって変動がありますが、今回は部位によって4か3といった具合です。
治療前と治療後の歩行動作の変化はこちらの動画です。
まず、治療前の歩行から解説します。
歩行転換時に、
①左足が前に出ないために時間がかかっています。
ももは上がっているので、足関節の背屈がうまくいかないために振り出せません。
座位では、踵も爪先も同時に着くことができるので、随意運動の背屈(前脛骨筋の収縮)ができないことによって起こっていると予想できます。
②体の右回旋もなんだか重そうです。
実際に体幹の回旋を検査してみると右回旋できません。
体幹の回旋を治療した後が、最初の動画左側の歩行動作です。
すんなりと右回りできています。
しかし左肩が上がり、腕の拘縮が若干強く見えます。
そこで次に頸部と背部の調整をして、左手の拘縮の治療を行いました。
35秒目で現れる動画右側の歩行は、上肢の治療後の歩行動作です。
肘の拘縮も少し抜けているのがわかると思います。
歩行動作も非常にスムーズになりました。
再度下記の動画で確認してみてください。
このように神経の反射の抑制や動きの連動を取ることでその場で効果が現れることも多いです。
脳神経障害でお困りの方もご相談ください。
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