不妊治療 骨盤内神経刺鍼

婦人科
次髎ジリョウ

鍼灸治療を続けて妊娠できたという方もいますが、当院では必ずしも鍼灸治療を受けている人が妊娠しているわけではありません。

それはなぜか、鍼灸でも整体でも、「どこを刺激するか」が重要だからです。
もちろん針の刺激は指で押すよりも神経に対する刺激としてとても有効です。

まず、最近の鍼灸治療での不妊治療に対する効果についてご説明します。

東洋医学的な考え方

「経絡」いわゆる「気の流れ」から見た手足のツボやお腹や脈を診て、治療するツボを判定する方法があります。
そこでよく使われる膀胱系のツボの1つ「次髎」(☆印)について紹介します。

次髎ジリョウのツボ

次髎ジリョウ

東洋医学的に使われているツボですが、西洋医学の観点からも重要なツボです。

西洋医学的な次髎ジリョウの不妊に対する概念

西洋医学でも重要なツボとされているのは、「坐骨神経」と並行して走る「陰部神経」が骨盤内の臓器に付着するからです。

鍼灸学会では不妊治療に「陰部神経」や「骨盤内神経」が重要であるという研究結果が挙げられています。
当院で不妊治療で困っていた方で無事出産された方というのは、ほとんどが当初腰痛で紹介されてきた方々です。
つまり腰痛である状態が、骨盤内神経を障害させ、結果、子宮内膜や骨盤の正常な機能を妨げていました。

腰痛が良くなっていく中で、不妊についての相談が発覚し、そのまま妊娠出産という嬉しい報告を聞くことができました。

腰痛を患いながら不妊に悩む方へ

腰痛を患っている方や、下肢の痛みを患っている方の中で不妊を患っている方は、足の方へと向かう神経と並行して走る、骨盤の中へと向かう神経の問題を抱えている場合がありますので、ちゃんとした腰の治療を受ける必要があります。

特に不妊専門で治療している治療院は腰痛に対する知識が乏しいため、腰痛を患っている方で不妊治療に通っている方は、腰痛に対する専門の治療をきちんと受けることをお勧めします。

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