手の腱鞘炎 神経学的調整法にて改善

子育て、レジ打ち、品出し、テニスやゴルフ、人によっては手をそんなに使っていない人まで腱鞘炎になります。

【なぜ手に負担をかけていない人にも腱鞘炎になるのでしょうか?】

 

問題が手や指より手前にあるからです。

これまでに何度もこの話は説明していますので今回は症例報告のみさせていただきます。

 

過去の腱鞘炎の症例についてはこちら

バネ指・腱鞘炎に対する治療

繰り返す足首の痛み・こわばり  関節炎?腱鞘炎?捻挫?リウマチ?

手のこわばりや腱鞘炎に肋骨の機能異常が多い

 

主訴:腰痛と左手の腱鞘炎

腰痛は昔からあり左足に坐骨神経痛を持っています。この数週間で左手の痺れが起こり、手のこわばりと腱鞘炎様の痛みまで出現しました。

※「腱鞘炎様」としているのは、炎症がある場合はその場で痛みが消失することはないのですが、今回は痛みが消えたので「様」をつけています。腱鞘炎と思われて来院する方の6割はその場で痛みが消えます。

 

仕事は仕分けをしているので手を使っています。
そのため本人も休めば治ると思っていたのですが、それでも痛みは消えず、来院されました。
輪ゴムを左手で広げて、物を閉じるため?左手の母指に痛みが出たようです。

親指を反らすと手の甲に痛みが走り、いわゆるド・ケルバンと呼ばれる状態です。

【治療で改善したポイント】は「」でした。

肘の検査と治療
肘の検査と治療

 

首肩肘手と【動きの触診】を用いて検査をすると、全てに異常が見つかります。
仕分けの仕事ですから、痛みのあるポイントだけではなく、当然手から腕全体に問題が出ています。
そこから指の動きと関連するポイントを探るべく、普段行なっている手の動きから推測すると、手関節と肘関節が可能性が高いと判断しました。

一つ一つ改善させてみると
その場で痛みがなくなりました

まだこわばりが残るため、頚椎の状態や骨盤の傾きなど、もう少し全体を見ながら治療する必要はありますが、【肘で良くなる】ことがわかれば運動療法や家でのストレッチも伝えやすいです。

その後わかったのですが、手のこわばりは腰痛の治療の過程で改善しました。

腰椎骨盤の歪みモデル
腰椎骨盤の歪みモデル

 

皆さんの手の痛みの原因はどこにあるでしょうか?

 

手の痛みでお困りの方のお力になれれば幸いです。

03-6435-2437

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

にしむら治療院院長

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アギトス鍼灸整骨院 代表

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西村 公典

線維性筋痛症? 長く続く手や肩の痺れ 埼玉・東京

痺れ・痺れ感の原因は①神経 ②筋肉(トリガーポイント)③関節(関節受容器)の三つが主な原因で、最近だとその他に④空間認識がCRPSなどの難治性の疼痛過敏に影響していると研究が発表されています。
それらはどれも影響しあっているため、どこが起点となっているのか、どこを先に治療するべきなのかを把握しなければなりません。
そこで当院で利用しているのがTherapy Localizationセラピーローカリゼーションと呼ばれる、治療部位の判定に使われる触診法です。
治療に適しているポイントに手を触れると症状が軽減したり、筋力がアップしたり好転反応がすぐに出ます。
力の方向や力加減、治療のタイミングによって刻々と変化するため、今一番適した施術場所はどこなのかを探すのにとても有効な手段です。
まずは、左肩から手の痺れ、特に手の指(小指薬指だったり、親指人差し指だったり移動する)を患っていた方の症例検討を含めて再度”痺れ”について考えてみたいと思います。
”腕からのの痺れを訴えていて、手の先の痺れは日によって場所が変わる”
この場合、真っ先に疑うのは頚椎の問題、つまり手に向かう神経の問題として考えられます。
それなりの年齢の方であれば、頚椎の変形があるためほとんどの方で頚椎症や、頚椎椎間板症、変形性頚椎症という診断が下されます。
なのに首の治療を受けても一向に良くならない場合、次はどんなことを考えなければならないでしょうか?
頚椎にTherapy Localizationを用いても、痺れが増強するため、今は首の治療を行うタイミングではないことがわかりました。
次はどこを触診しなければならないか。
今回のように広範囲の痺れをきたしている場合、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の過緊張(攣縮)から起こる『痺れ感』(神経から起こっているわけではないので痺れ感とします)が考えられます。
よく言われる腕に向かう痺れ感をきたす筋肉といえば、肩甲骨周囲の筋肉です(例えば肩甲下筋、棘下筋)
確かに、過緊張を起こしており、肩の可動域にも影響をきたしているため、トリガーポイントも有効かもしれません。
しかし、肩甲骨周囲の筋肉に触れても痺れが再現そして増強します。
なのでこれも今治療する部位ではありません。
もう一つの関節受容器の異常による痺れ感だあった場合、肘関節と手関節の過緊張や機能異常が考えられます。
肘関節の橈骨が過緊張を起こしていたため、軽く牽引を行って見るが、今までと同様に痺れが増強。
尺骨肘頭は内方上方変位しているため、肘頭のモビリゼーションを試みるが思うような効果は得られなかった。
手・腕・肩の痺れの場合、だいたい今までやってみたところで変化が見られますが、今回は全て痺れが増強するサインが出ているため、うまくいきません。
最後に残った手関節を触診してみます。
尺骨茎状突起が背側に緊張を起こし、手首が背屈制限を起こしています。
背屈させながら尺骨をリリースすると、その瞬間から小指・薬師の痺れが消失します。
指を動かすのは鈍い感触がまだあります。
尺骨の背側偏位
尺骨の背側偏位
そのあと痺れは母指側に3本付近が気になり、舟状骨の外転変位・内転制限、母子中手骨と大菱形骨の外転制限がありました。
実際に親指を動かすのに自覚する制限はあるかと尋ねると、伸展できません。
大菱形骨・第一中手骨をリリースすると指の伸展の痛みのなくなり、手の痺れが消失しました。
舟状骨の偏位
舟状骨の偏位
大菱形骨の偏位
大菱形骨の偏位
そのあと、最初に触って痺れが増強した首や腰を触ると痺れは増強せず、むしろ指の動きの鈍さが改善されやっと施術できる状態になりました。
Therapy localizaitonでは、当初増悪サインを出していた頚椎や腰椎も、動きが軽くなるといった寛解ポイントのサインが現れましたので手の治療の後にはいつもの全体治療の効果を出すことができました。
このように主観的な症状である”痺れ”の治療は治療ポイントを見つけるのが難しく、1回目でそれを発見できるかは問診が鍵となっていたりします。
今回も振り返れば、手に負担がかかる仕事をしていることや手に急激な力がかかることをした翌日から症状が悪化していることから、手の問題が多く関連していることにすぐに気づけていたかもしれません。
長らく痺れの症状でお困りの方に対して、少しでも早く解決に向かいますようお力添えできれば幸いです。

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にしむら治療院院長

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西村 公典

繰り返す足首の痛み・こわばり  関節炎?腱鞘炎?捻挫?リウマチ?

最近多く来られるのが手足の痛みが長く続いている症状の方です

腱鞘炎・関節炎を繰り返している方や、捻挫後の痛みが長く続いている方、
その他にもリウマチの疾患を持っていて関節の炎症を繰り返している方、
そういう方が非常に多く来院しています。

どの方もそれぞれ痛みが軽減するポイントは異なりますが、腰と骨盤部位で多くの方が改善しています。

そもそも足に向かう神経は腰と骨盤を起点としているため、そこがおかしくなると下肢はこわばり、思うように動かず、怪我や炎症に繋がっているのが、改善する理由なのでしょう。

本日は、サッカー選手の捻挫後から繰り返す足首の痛みについて紹介するとともに、繰り返す関節炎の問題に対して考察していきたいと思います。

 

症例;

数年前に練習中に相手選手との接触によってバランスを崩した際に足首を捻挫し負傷。
そこまで腫れることもなかったため、軽くテーピングで固定しながら練習を続けていました。

最初はテーピング固定による負担と捻挫後の後遺症で痛みが出ているのかと思っていたが、数ヶ月も続き、体幹のトレーニングや足の機能を上げるためのトレーニングをしていたが思うように変わらず、痛みが引いたと思ったらまたぶり返すといった具合で数年間経過、そして当院へ来院となりました。

来院時は強い炎症はなく、足首が動きづらくこわばりを感じる程度でしたが、
ひどい時は、足をつくとびりっと電気が走り、足を引きずって歩くようになるそうで、
ふくらはぎとスネは常に張っている感じで走った後はパンパンに張ります。

痛みは外くるぶしの全体か、内くるぶしの前側が痛み、来院時は内くるぶしの前側は圧痛が見られます。
電気マッサージとスタビリティのトレーニングをずっと行って来ているが思うように経過は改善せず来院に至っています。

可動域・可動性を検査してみると
患側の左足首は健側に比べて、5度動きが小さく、全体的に動きが重い。
足首を素早く動かしてもらうと左足がだんだん遅れてくる

内反時の距踵舟関節
内反時の距踵舟関節

 

内反の動きが強く制限されており、距骨の内側が前方へとずれています。

圧痛の箇所も距骨の内側でした(赤マル)

圧痛部位 距骨内側
圧痛部位 距骨内側

SLRは左30°右45°でこれも患側が悪い。
外転は左30°右45°、内転は左5°右15°
外旋は左40°右45°、内旋は左5°右30°
股関節のすべての動きで左側が落ちています。

仙腸関節は左側が下方に外方に開くように変位していてこれが股関節の機能異常とも関係が高そうであった。
腰椎は左に側弯しており、特に腰の3番目が一番左に寄っている。

腰の自覚症状は全体的であり、特に背骨の中心に近い真ん中が痛む。
仙腸関節をリリースすると股関節の回旋、外内転は改善するがSLRと足関節の可動域はまだ上がらない。

腰椎のL2の左が上方への動きが鈍く、そこを改善すると、アキレス腱が伸びてやわらかくなり、腰椎のL3が左から右への動きが制限されていたのでそこを改善するとつま先を伸ばす動きに変化が出始めました。

何回かの治療で気付いたのが、治療の順序が大切であるという点です。
2回目の治療は、1回目の気づきを生かして、腰椎から治療し、その後仙腸関節股関節の治療へと行ってみたのですが、なかなか緩みません。
股関節→仙腸関節→腰椎→足関節
の順でないと体は応答してくれませんでした。

このことから、受傷機序は
足関節を捻挫した後、テーピング固定のままの練習で股関節が緊張を起こし、腰椎のねじれを増強し、結果坐骨神経を刺激して足関節の拘縮へと繋がった、と考えられます。
最近気づくのは治療の順序がとても重要であるということです。
問診からある程度治療箇所のプライオリタイズを検討することが結果に左右します。
ぜひ来院の際には受傷前後から今に至るまでの体の不調の時系列をお聞かせいただけますようご協力お願いします。

足の痛みでお困りの方のお力になれれば幸いです。

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にしむら治療院院長

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西村 公典

手のこわばりや腱鞘炎に肋骨の機能異常が多い

足の異常で来院される方と同様に多いのが、手の障害で来られる方です。
足を痛めて歩けなくなるといった具合に、手も障害が出ると物が持てない、ペットボトルのキャップが開けられないといった日常動作に何かと不便が出てきます。
以前にも手が焼けるように痛いといった症状に対してのブログを掲載しましたが、今回は手のこわばりを訴えて来られた方の症例についてお話しします。
何度も話に出していますが、手の神経は首から出て、鎖骨の下、肋骨の上を通って各神経枝を出して肘を前後左右へと分岐して手まで向かいます。
ですので、手の先の障害が出た場合、真っ先に疑うのは「頚椎」「鎖骨と肋骨」「肩」「肘」「手首」というように神経の経路のどこかが問題が起きても手の先に症状は起こりうるのです。
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頚神経叢

過去に記載した腱鞘炎の治療についてはこちら

手首・指(腱鞘炎ばね指)・肘の痛み(テニス肘)の症例 ゴルフ・テニス・釣り オフィスワーク

治らない肩や手の痛みの原因は肘にある 症例2

ただ、頚椎の場合は、首が悪いからと言っても腰と背中の影響によって頚椎に支障を期待している場合は多く、結局のところ全身を治療しなければなりません。
さて今回は、そんな頚椎の問題が肋骨の機能異常によって起こった例をご紹介します。
40代女性、左手の腱鞘炎から始まり、続いて右手の腱鞘炎が起こってきました。
彈発現象(バネ指)は最初起こっていたものの、経過とともに手のこわばりとして変化していきました。
来院時バネ現象は起きず、指が曲がらず、伸びることにも多少の制限がありました。
スクリーンショット 2018-01-18 14.56.18.png
手の腱と腱鞘 解剖図
腱の解剖学 ネッターの解剖学参照
腱の解剖学 ネッターの解剖学参照
腱鞘の構造 ネッターの解剖学参照
腱鞘の構造 ネッターの解剖学参照
念のため、リウマチの検査も行いましたが、幸い陰性で腱鞘炎の治療を継続して様子みましょうとなっていましたが経過は変わらず、当院へと来院されました。
手のこわばりは最初から症状のある左手の方が強く、右手は深くは指が曲がらないものの、指が手のひらに触れられる程度でした。
一方左手の中指と薬指は曲げても手の平につかず宙に浮いてしまいます。
グーパーグーパーと離握手運動を素早く行ってもらうと、左手は遅れてしまい、すぐに腕全体がだるくなるというものでした。
この離握手運動はルーズテストと呼ばれる胸郭出口症候群の検査と似ているもので、腕全体がだるくなるという表現もまさしく胸郭出口症候群の症状と似ています。
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胸郭出口症候群
つまり斜角筋・鎖骨・肋骨・小胸筋のポイントで一つ改善できるポイントがありそうです。
実際に触診してみると、
左の第1肋骨、第2肋骨は下がり、第7頚椎は下の第1胸椎に比べて右に傾いています。
第8頸神経であれば過度のストレッチによる障害、第1胸神経であれば圧迫神経障害というところでしょうか。
椎骨の関節の動きを検査(モーション・パルペーション)すると第1肋骨<第7頚椎<第6頚椎の順に硬さが強くなっていました。
鎖骨はというと肋骨に比べて左右の差は少なく、肩甲骨を含めて上肢帯によって、歪みを補正しているようです。
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右の第一肋骨は上に上がっており、下に押さえながら、右手を動かしてもらうと右手に関しては自由に動くようになりました。
同様に左側の下がっている肋骨を上へ押圧をかけて左手を動かしてもらったら、こちらはまだ変化が出ません。
二次的に頚椎が歪んでいる場合はこういうことがたまにあります。
第1、2肋骨のように下方変位している部分を探してみると、仙骨及び骨盤が左下方変位、胸腰部移行部の左下方変位、肩甲骨下端部の左下方変位。
それらを一度治療をした後に、再度肋骨の左側を上方へと押圧しながら左手の検査をするとだいぶ左手の指が曲がりやすくなりました。
手根骨の矯正や指の関節の治療を含めて4回で指が手の平に触れられるようにまでなりました。
たまにまたこわばることもありますが、経過良く過ごされているようです。
手の痛みやこわばりで苦悩している人のお力になれれば幸いです。
今回は幸いにもリウマチではありませんでしたが、リウマチの場合も同様の治療計画で痛みはだいぶ取れてきます。
無理のない治療で寛解することができれば幸いです。

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