声のかすれなど発声の障害 東京都にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

パーキンソニズムによる声のかすれなどの症状でお困りの方で来院された方が、一回目の治療でかなり改善されたので、前回投稿した「声のかすれ」に詳細を加えていきたいと思います。

今回は以前の投稿で記載した喉頭斜位による声帯へのストレスが影響した症例です。

症例

男性:70代 パーキンソニズムと診断され服薬中

手の震えも起こっていたが、振戦に対しては服薬により安定しており、声のかすれ(嗄声)や他の自律神経症状に悩み当院へと来院に至ります。

ポイント

手の震えが服薬により安定しているのであれば、声の問題は喉周囲に存在する固有受容器の問題であることが予想できます。

→付随する疾患や症状を確認しました

同時期に歯軋りもひどくなり歯医者にて相談するが、特別な治療はされずに至っていました。

歯軋りの症状から、顎から咽頭部にかけてに存在している関節受容器や筋肉に含まれる固有受容器の問題は予想できます。の問題点を見つけて治療をしてみることにしました。

→舌骨に付着する筋肉には、筋紡錘は存在しないという研究結果がありますが、詳しくいろんな論文を調べてみると、サルや人間では筋紡錘が検出されるという結果が出ているため、今回のようにパーキンソニズムの症状を悪化させ得ることは予想できます。

既往歴:心疾患

既往歴に心臓疾患もあったので、反回神経の機能不全も予想できたため、そちらに対しての神経促通も行っています。

治療(頸椎・声帯・喉頭軟骨)

顎関節の動きを確認すると、下顎が右側へとスライスし、回旋も同時に混ざっていることが確認できました。

喉頭軟骨を触診すると左から右側へと運動制限があったため、喉頭斜位の可能性も考えられます。

頸椎は第3第4腰椎で変位が強く、その調整で顎関節の機能も改善しました。

ご覧のように声帯がある喉頭蓋は、第4頸椎付近にあるため、頸椎の影響によって歪むことがよくあります。

治療(第3胸椎・星状神経節・反回神経)

前回のブログでも詳しく説明した反回神経についてですが、今回は顎関節の機能問題から頭蓋にある茎乳突孔から出てくる迷走神経のストレスか、大動脈弓で反回する反回神経のストレスかといった予想で第3胸椎の変位も調整することにしました。

頭蓋 底面

治療結果

頸部や胸椎の治療をしている最中から声が出しやすい気がする、とおっしゃっていただいていたので、改善が期待できていました。

数日後、嘘のように声が出るようになったという喜びの連絡を受けました。口や喉の症状は緩和しましたが、その他にも自律神経症状を抱えていたのでそちらの経過をみながら通院することになりました。


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側頭骨と後頭骨の調整 肩こりや全身の症状に効果あり

なんだかんだで開業10年が経過しておりました。

まだまだ勉強することは多く、もう10年が経ってしまったのかと、この先30年で身体の機能を学び尽くしたと言えるくらいの域に達することはできるのだろうか。

必死に走り続けた10年ではあったけれども、まだまだ走り続けなければならないと感じる今日、「おぉ!」というような変化を解剖学からその現象を確認していきます。

 


オステオパシーやカイロプラクティックには「頭蓋調整」と呼ばれる頭蓋骨を調整する方法があります。

その頭蓋調整や第一頸椎の調整はありとあらゆる症状を改善させることができる、そんな言われ方をします。

もちろんそれで効果が出ることも多いですが、やっぱり手足の関節や筋肉の調整をしなければ改善しないものも多いです。

今回はその頭蓋調整の効果から、解剖学の理解へと進めていきます。


症例:

症例は、割と一般的にいう「肩こり」「頭痛」です。

肩の可動域を測ると、両腕とも重く、水平(90度)までは達することができません。

この重い腕を持ち上げてデスクワークや家事をされているかと思うと、日々辛い気持ちを察することは容易い、そんな重く挙がらない腕をしていました。

 

普段通り、肩の三角筋を支配している第5頸椎付近の調整や、肩の肩甲上腕リズムの調整として腰部や肩甲骨の治療をしてきましたが、だいぶ軽くなっても120°ほどの挙上でかなり重さが出てきます。

治療部位を変えながら肩の動きをチェックする中で、側頭骨の調整で今までにない肩の軽さにまで変化しました。


考察:

側頭骨の治療でなぜ、肩の可動域や腕の重さが改善したのかを考察してみます。

筋肉は、それぞれ支配している神経が異なります。

腕を上げるための神経であれば、筋皮神経・腋窩神経・長胸神経・肩甲上神経などがすぐに浮かぶでしょう。

多くの方が頸椎症性神経根症にちかい病態にあるため、頸椎の治療で神経が促通され筋肉が正常に動くようになります。

今回もそうでしたが、側頭骨の調整は頸椎症や神経根には影響を与えません。

それでは、なぜ効果が出たのか。

 

首・肩そして背中に広く分布している僧帽筋は副神経という脳神経が支配しています。

脳神経の分布
脳神経の分布

魚類から進化した我々の体は、僧帽筋は当時エラを動かす筋肉だったから、脳神経による支配であると言われています。

この副神経は、延髄から起こる延髄根と頸髄から起こる脊髄根とに分かれていると言われていましたが、延髄から起こる延髄根は、喉仏周囲の筋肉を支配する迷走神経の一部であるという見解が強いと言われています。

最近の知見については、今回議論をしませんが、この副神経や迷走神経は舌咽神経(味覚)と共に「頸静脈孔」を抜けて頭蓋から体表に出てきます。

副神経
副神経

この頸静脈孔は後頭骨と側頭骨に挟まれていますので、後頭骨や側頭骨に付着する筋肉が緊張を起こしていると機能を低下させてしまう可能性があります。

頭蓋 底面
頭蓋 底面

図の右下にある頸静脈孔を追っていただくと側頭骨と後頭骨に挟まれているのが確認できるかと思います。

またそのすぐ下(実際の体だと後面)に後頭顆があります。

そこに第一頸椎(環椎)が接続するため、環椎が異常を起こしても副神経や迷走神経に緊張が起こってしまうのです。


 

とても大きな変化が出るため神秘的な治療と思われる頭蓋調整や環椎の治療も解剖学を理解するとそんなに驚くことはありません。

臆説ではなく、徹底した研究で証明された治療計画を立てたいと常々思っていますので、皆様にも理解されやすいシンプルな治療を今後も目指していきたいと思います。


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頬杖 顎関節症と嚥下機能低下 田町・三田・白金にしむら治療院/大宮・浦和・与野アギトス鍼灸整骨院

コロナウイルスの影響で、日常生活を大きく変えることになっています。

来院されている患者さんの生活状況や症状を伺うとこんなところにも影響があるのかと驚くことばかりです。

普段意識しないことに気づく点は良いことですが、普段出ていない症状が出るというのは辛いことです。

普段お目にかかることは珍しい症状につきましても、今までの学びが少しでもお役に立てれば幸いです。


今回は、これまでに何度か紹介している口腔機能についての症例をご紹介します。

※これまでに記載した口腔機能に関するブログはこちら

嚥下のリハビリ 誤嚥性肺炎の予防 口腔機能学

口腔筋機能療法 舌がうまく動かない 

学生の側弯症、顎関節症も合併 動きの触診による評価と治療


症例:

女性 40代

普段から肩こりや背中・首の痛みを訴えて来院されていた方ですが、コロナによる在宅ワークが続き、症状が次第にひどくなり、自粛を続けていたが耐えきれず久しぶりに来院に至ります。

そういった症状の他に今回新しく、顎の痛み(顎関節症)や腰痛も訴えていました。

在宅ワークは、オフィスでのデスクワークと異なるのは、家だと周りに気を使わないからか、結構な不良姿勢が多いということでした。

椅子の上であぐらを描くことなど普段のオフィスではまずできないですし、考え込むときも、前まで背もたれにもたれるくらいで、頬杖をつくことなどまずなかったのが、頬杖をかいていたこともあってか顎が痛くなり始めたそうです。

人目を気にしている方が姿勢も良くなるのですね。


今回の様ないつもと違うことをしたときに起こる変化は、その人の状態をより良く読み取る際にとても重要なキーワードとなります。

椅子の上であぐらをかいていた事が腰痛と関連があるとすると、股関節の屈曲・外転・外旋の機能制限が疑えます。

腰痛の位置も骨盤から臀部に近い位置だったので股関節痛にちかいと行っても良いと思います。

Female foot with ankle pain
3d illustration of Female foot with hip pain

ヨガにも通っていた方だったのですが、確かにあぐらで左側の方が開きづらいとは思っていたそうです。

この機会に、ヨガの動きも良くしていきます。

身体の全体像は
骨盤左下方
腰椎が左側弯
胸椎から下部頸椎まではゆるやかに右側弯
肩は左下がり
頸椎は右側弯

頬杖は左手でついていたというので、胸椎から下部頸椎までの右側弯は頬杖をつく際の身体を左屈している部分と予測できました。

頬杖をつく際には、ついている側で側弯する人と、ついていない方がわに側弯するタイプの人がいるのでどんな感じで着くのか確認が必要です。


左屈している胸椎と骨盤を調整する事で口は開けやすくなりました。

顎関節と側弯については動画の説明がわかりやすいかと思います。

口が開けやすくなったときに、ふと思い出されたのが、「最近飲み込みづらい」という症状でした。

咽頭を通過する時の喉頭蓋の動き
咽頭を通過する時の喉頭蓋の動き

発音テストで舌の機能を検査すると、【か行の発音】が遅れます。

か行は舌を後方に押し付ける運動ですので、嚥下の時に必要な動作として知られています。

発声機能を検査として利用し、治療で変わるかやってみました。


顎関節は開く様になっていたので、口を開ける機能は改善しています。

飲み込み動作では関与しませんが、発声「か」では口角をあげる機能も必要です。

頬杖をついていたせいか、その機能も問題ありません。

頬杖は、左の頬ボネのところにひっかけていたため、頭蓋が右屈していました。

第一頸椎と頭蓋の右屈を調整し、再度発声してもらうと先ほどよりも「か」の発声が速く言える様になりました。

結果飲み込み動作も改善しました。

舌骨に付着する筋肉
舌骨に付着する筋肉

舌も筋肉でできていますので、頭部・頚部でどこかの方向に引っ張られると発声や嚥下に障害が出てきます。

飲み込む嚥下や顎の痛み、そして発声も治療で変えられる部分があるというのに驚かれていました。

歯医者の治療と合わせるとさらに良くなりますので、補助的な治療と考えていただければと思います。

子供では歯並びにも影響が出ますので、勉強姿勢はデスクワーク時の姿勢と同様大切だということを改めて実感しました。

西村 公典


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嚥下のリハビリ 誤嚥性肺炎の予防 口腔機能学 東京都田町にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

以前にも、パーキンソン病と誤嚥性肺炎についての症例の中で、嚥下の機能を説明しました。

パーキンソン病と誤嚥性肺炎 顎の震え

その時は、頭の傾きと顎関節について説明しましたが、今回は「嚥下」そのものの機能について症例と共にご紹介します。

口腔筋機能療法 舌がうまく動かない 

でも触れましたが、今回は喉頭蓋の機能解剖を説明します。

 


 

咽頭を通過する時の喉頭蓋の動き
咽頭を通過する時の喉頭蓋の動き

 

咽頭を食物が通過する際に、喉頭蓋は気管を塞ぐための蓋をします。

喉頭蓋は軟骨組織のために、それ自体に運動する機能はありません。

喉仏のすぐ上にある舌骨が前上方に動き、それをテコに喉頭蓋は気管を塞ぐべく後下方に倒れます

舌骨に付着する筋肉
舌骨に付着する筋肉

今3つの筋群に分けましたが、
①舌骨を上に動かす「茎突舌骨筋」「顎二腹筋後腹」「オトガイ舌骨筋」「顎二腹筋前腹」
②舌骨を下に動かす「胸骨舌骨筋」「肩甲舌骨筋」など

に大きく分けられます。

ここからは症例をもとに説明します。


 

症例:

80代男性:既往歴に脳出血、片麻痺による側弯

ほぼ寝たきり(座ることはなんとかできている)のため、要介護認定を受けています。

足の治療で当初往診をしましたが、食事が最近取れなくなってきたという相談を聞き、嚥下の治療も開始しました。

足の調子が悪くなってから、寝る時間が長くなり、顎関節の筋力が弱くなったことが原因のようです。

 

ここでポイント

先ほどの図

舌骨に付着する筋肉
舌骨に付着する筋肉

この顎二腹筋とオトガイ舌骨筋がかなり重要な筋肉です。

最初にお話ししたように、飲み込み(嚥下)の際に舌骨が前上方に動くことによって喉頭蓋が気管を塞ぎます。

この舌骨の前上方へと引っ張る筋肉が顎二腹筋とオトガイ舌骨筋です。

ただこの筋肉は下顎骨(顎の下の骨)に付着しているため、下顎骨が固定されていなければ機能しません。

 


 

考察:

寝たきりによって顎の筋肉が落ち、下顎骨が固定できないために舌骨の引き上げができなくなった。

そのため、咀嚼機能だけでなく、飲み込むこともしづらくなり、体力的にさらに低下した。


治療:

下顎骨の固定と、側頭骨に付着する舌骨筋や、舌を動かす筋肉の調律を合わせるために、後頭下筋群の調整を行い、かつ、肩甲骨と胸骨の調整によって、舌骨を下方に引っ張る筋肉の緊張を緩和。

 

最後の最後まで、自分で食事を取れるようにと祈りながら治療に携わらせていただいています。


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腕の筋力低下 上肢の神経障害とその原因 東京港区田町・三田/ さいたま市中央区 治療院

“痛み”については徐々に症状を強めた場合であっても、いつ頃から起こり始めた症状かは見当がつくものです。

しかし、神経障害による筋力低下というのは、気づけば手足は細くなっていて、神経の障害が起こるような身体の異常が出てから気づくまでに時間が経過していることがほとんどです。

気づけば右腕は痩せ細り、一周りも二周りも左腕よりも細くなっていた方についての症例を元に今回の原因をご紹介します。


症例:

40代男性

症状:右の首肩が凝るというのは時折あったが、ここ数ヶ月右腕に力が入らない感覚になった。
筋力低下に加えて、肩や腕も痩せ細り、常に腕は重い。
整形外科や神経内科を受診しても特に思い当たる疾患は見当たらないということで当院に来院される。

症状からの予測

画像診断でも頚椎に大きな問題が見られなかったことから、硬くなった筋肉が神経を締め付けることで起こる絞扼神経障害がまず先に考えられます。

肩の筋肉も痩せていることから、肘で起こる絞扼神経障害よりももっと上位で起こっていることはすぐに予想できます。

首から肩で起こる絞扼神経障害の斜角筋症候群・肋鎖症候群・小胸筋症候群とある中で、どれも整形外科検査は陽性でした。

つまり問題点は①斜角筋②肋骨と鎖骨の問題③小胸筋ということになります。

 

触診および検査:

頚椎は右側弯(右凸)、肩は右側が強く落ちて、巻き方にもなっています。

この状態では、
頚椎の側弯による①斜角筋症候群
肩が落ちていることによる①斜角筋症候群もしくは②肋鎖症候群
巻き方は小胸筋が過剰に収縮している様子も考えられ③小胸筋症候群
と言ったように、どの絞扼神経障害も関わっているようです。

ここからが重要、

それぞれの問題を引き起こす要素はどこに隠れているのかです。
すぐに思いつくような障害というのは、マッサージや運動で良くなるものですが、今回のようにいろんなことを試されても良くならなかった場合というのは隠れた問題があります。

症状以外の問題点を探してみると
体幹の右回旋制限、
右肩の可動域制限 屈曲80°(胸鎖関節の痛み)、外転80°(腕が重い)、水平外転–5°(胸筋のつっぱり)、水平屈曲95°(胸鎖関節の痛み)

体幹の回旋制限をしている場所は第7胸椎の左回旋変位
回旋変位を治療すると右回旋の可動域は改善し、外転が90°、水平外転の可動域が改善しました。
小胸筋の緊張も同時に改善します。

胸椎の回旋異常
胸椎の回旋異常

 

胸椎の回旋モデル
胸椎の回旋モデル

肩の挙上(屈曲と外転)がまだ改善しないので、体幹の屈んでいる(屈曲)しているポイントを探してみます。
伸展制限は第9胸椎でした。
伸展制限を改善すると屈曲可動域100°、外転100°と改善し、水平内転は未だ胸鎖関節に痛みがあります。

胸椎の屈曲による頚椎の緊張
胸椎の屈曲による頚椎の緊張

肋鎖症候群とも関係があり、かつ改善できていない水平内転時に症状のある胸鎖関節を検査すると
鎖骨近位の前方変位、肩峰の後方変位
これはいわゆる内巻きの肩と呼ばれる状態とは異なります。どちらかというと胸を張っている状態です。
つまり、猫背は体を丸めた状態であって、鎖骨や肩甲骨は胸を張っている状態で、逆に鎖骨が肋骨を締め付ける状態となっていたようです。
こう言った方には姿勢を良くすることで腕が痺れやすいです。

胸鎖関節を治療すると肩の可動域も改善し、筋力も改善しました。

胸鎖関節の動き
胸鎖関節の動き

頚椎の治療はする必要もなく、これまでの治療で肩の位置が戻り頚椎の問題も自ずと改善できていました。

 

あなたの頸神経の障害は一体どこから来ているでしょう?

少しでもお力になれれば幸いです。

 


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肩の痛みと腕の疲労感 東京港区 埼玉県さいたま市 治療院

肩の痛みで来院される方は少なくありませんが、その中でも3割くらいの方にこんな腕の症状をお持ちの方がいらっしゃいます。

「腕が重い」
「腕がすぐ疲れる」
「あまり使っていないのに腕がパンパン」
「腕が冷たい感じ」
「腕が締め付けられる感覚」

こういった症状が肩の痛み以外にある場合に、真っ先に頭に浮かぶのは「胸郭出口症候群」です。

今までにも何度か症例報告させていただいています。

今回は、テニスを行っている方の症例をお伝えします。
「#1肩の痛み」「#2胸の張り」「#3テニス肘」「#4腕の張りと疲労感」


症例

男性 体育の教員 専門テニス

症状:「#1肩の痛み」「#2胸の張り」「#3テニス肘」「#4腕の張りと疲労感」

今回、「胸の張り」「腕の疲労感」も訴えていることから、すぐに小胸筋による胸郭出口症候群が浮かびます。

小胸筋による動脈の狭窄
小胸筋による動脈の狭窄

上の図のように、肋骨から肩甲骨の突起である烏口突起に付着する小胸筋の下を血管と神経が通り抜けるため、小胸筋が緊張をすると、腕が冷えるような感覚(血管の狭窄)や腕の倦怠感(運動神経の障害)、手が痺れる(感覚神経の障害)といった症状を引き起こします。

小胸筋 神経の圧迫
小胸筋 神経の圧迫

さて、胸郭出口症候群(今回の場合は小胸筋による問題)であることを見つけるのはそんなに難しくないのですが、なぜ小胸筋が硬くなってしまうのかを見つけるのはとても難しいことです。


触診

今回、肋骨の触診を行うと(患側は左側)

肋骨の触診
肋骨の触診

※右下の図は第3肋骨(写真では第2になって間違っています)です。

上記の図のように第2肋骨は持ち上がり、第3肋骨は下に下がっています。

こういった肋骨の不均衡は小胸筋の緊張や弱化、痛みを起こすため肋骨の問題を取り除くと胸郭出口症候群も改善します。

 


治療

 

 

肩の可動域・肘の筋力・手の握力などを事前に検査し、肋骨の治療後にどう変わるか経過を見てみます。

上の動画にあるように、肩の可動域および手の筋力、テニス肘の症状も改善することができました。

 


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頭痛 目を動かすと響く頭痛 

頭痛には様々な症状がありますが、大きく3つに分類されています。

群発性頭痛・緊張性頭痛・偏頭痛の3つです。

この分類の仕方では分けることができない症状
「目を動かすと頭の前からこめかみにかけて痛むんです。」の症例についてご紹介します。

頭痛には様々な症状がありますが、大きく3つに分類されています。

群発性頭痛・緊張性頭痛・偏頭痛の3つです。

多様な症状の出方をする頭痛という問題をたったの3つに分類するのは安直です。
視野を広げて考えてみましょう。

この3つの分類の仕方では分けることができない症状
「目を動かすと頭の前からこめかみにかけて痛むんです。」の症例についてご紹介します。


前頭部とこめかみは神経の走行で分類すると
前頭部=後頭神経、こめかみ=耳介神経
に分けられます。

後頭神経なら後頭骨・第一頸椎・第二頸椎が重要なポイントですし、
次回神経なら第二頸椎・第三頸椎が重要です。

今回を動作時痛と分類するなら、「目を動かすと痛む」という眼球運動の問題とも考えられます。

今回ご紹介する症例は、眼球運動と頸椎の回旋異常が影響していた頭痛です。

症例を理解するために必要な眼球運動の基礎知識はこちらです。ごくごく初歩的な神経学について説明しています。

 


症例:男子学生 部活で頭を打ってから続く頭痛

 

年明けに部活動で頭部から転倒し、病院で検査を行うが特に大きな外傷はなく安静に過ごしていた。
頭痛は続くが、脳など異常は現れず経過観察を続ける。
1ヶ月以上が経過したが変わらず頭痛が続くので、代替医療として当院に相談に至る。

 

神経支配から考えた、後頭神経と耳介神経の絞扼神経障害(神経の圧迫から起こる痛みや痺れ)と眼球運動の異常から起こる頭痛の2つの視点で治療計画を作成。

 

検査

後頭骨:右後方変位
第一頸椎:左後方変位
第二頸椎:左後方変位(C1<C2)
第三頸椎:右屈変位

椎骨の変位のタイプについてはこちらをご参照ください

IMG_0737

眼球運動の検査:左に動かすと左目の眼振がやや見られる

 

治療計画

頸椎と頭蓋の回旋変位による椎骨動脈の圧迫
頸椎と頭蓋の変位による後頭神経と耳介神経の圧迫
左眼の外眼筋の追従性運動の障害

 

治療

後頭骨の回旋モビリゼーション
頸椎の回旋モビリゼーションと眼球運動の協調運動
その他、肩や体幹の可動域の減少部分に対しての調整

 

1回目の治療後、眼球運動による眼振は収まり、頭痛も軽減
2回目の治療後、首の可動域も改善し、頭痛もさらに軽減


考察

頭痛の一般的な3つの分類は、投薬治療においては必要な分類なのかもしれませんが、薬で軽減しなかったり、薬を飲み続けている方々からすると、科学的根拠がある分類とは言えないと思います。

もっと症状から分類した方法も必要で、今回も本人が訴えていた症状通りの治療を施すことで改善が見られました。

 


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片麻痺 神経促通法と運動療法の相乗効果

脳出血や脳梗塞による片麻痺やパーキンソン病などによる関節拘縮は、きちんとやれば必ずよくなります。

しかし、ほとんどの場合、すぐに変化が出ないものであるという間違った認識から、適当な運動療法をただ続けるだけの時間の浪費となっています。

 

うまくやれば、毎回のように効果を実感できます。

そのためのキーポイントを見つけることは難しいことですが、見つけることができた場合、今回紹介するような素晴らしい結果が現れてきます。


 

リハビリ症例_1
脳卒中になり、入院リハビリ、そして退院してから4年間、訪問によるリハビリとデイサービスで運動を続けてきた方をご紹介します。

 

左半身麻痺ですので、左半側空間無視もありました。

まず、この左半側空間無視というのが厄介で、左手足の拘縮の治療がうまくいかない1つの要因となっています。
まず身体の左側への認知機能を上げることが必要になります。(その方法については今回は割愛します。)

 

そして次に、関節拘縮がどの動きに対して強いのかを把握していきます。

正常の関節でも、麻痺している関節でも、関節運動というのは、皮膚を引っ張ったり、ある方向に指を乗せるくらいの圧をかけたり、500グラムくらいの弱い力で牽引をかけたりすることで動きやすくなります。

そのポイントを見つけるのが難しいのですが、比較的動くようになってくると、この操作で一段階動く角度や滑らかさが改善します。

今回は肘を伸ばす動作で、正常な肘頭の動きができていませんでしたので、そこがポイントでした。


次に重要なのが、神経系の促通です。

神経は決まったところを走行していて、所定の場所で神経が締め付けられやすいポイントがいくつかあります。

動かない関節を頑張って動かそうとすると、そう言った所定のポイントが緊張による神経の圧迫を起こしてしまうのです。

うまくそのポイントを解放すると、またさらに一段階可動域と滑らかさが改善します。

今回は斜角筋の狭窄が強く、改善すると肘はさらに動き良くなりました。

 

とても繊細な治療で、大きな変化が出るというよりは、「なんとなく動きやすい?」からの変化がほとんでです。

今回ご紹介させていただいた方のような一回の治療でこんなにも変化が出るような事態は稀で、本人がよほど普段から積極的に治そうとしていたかが見て取れます。

一緒に喜ぶことができて幸いです。

脳梗塞後の麻痺でお困りの方はご相談ください。


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手のこわばり ヘバーデン結節?リウマチ?腱鞘炎?

手のこわばりを経験される方は多く、
検査でリウマチと診断される方、
リウマチではなかったためヘバーデン結節・ブシャール関節と診断される方
動かした際の引っかかりがあったため、バネ指・腱鞘炎と診断される方、
様々です。

診断名はなんであれ、症状に目を向けると改善させることは難しいことではありません。

①指を動かす際の筋肉(腱)に問題がある場合

→マッサージで改善します。

②関節の変形が問題である場合

→進行度にも影響しますが、関節調整で改善します。

③神経の障害がある場合

→神経の圧迫部位を見つけ、解放すれば改善します。

今回は、手のこわばりと痛みヘバーデン結節を診断された方に対して、検査を行なって行くと神経の障害による手の強張りだったことがわかりました。

検査の様子を動画で撮ることができましたのでご紹介します。

セラピーローカリゼーションというテクニックで、障害部位を解放することで変化する様子を確認します。

うまく見つけることができれば治療は簡単です。

顎関節症には頭蓋の調整と頚椎の調整

顎関節以外に、嚥下についての症例と治療についての説明はこちら
口腔筋機能療法 舌がうまく動かない 

嚥下のリハビリ 誤嚥性肺炎の予防 口腔機能学 東京都田町にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

症状:

顎関節症 口を開けるとジョリっと音が鳴り痛む

現病歴:
数ヶ月前に硬いものを噛むときに顎が痛くなって顎関節症に気づく。
一時痛みは強くなるものの、次第に落ち着き、今は口を開けたときに音が鳴り多少の痛みが残っている。

顎関節症は、重力に逆らいながら顎関節を形成する下顎骨の状態が大きな原因の1つとなっています。


今回の症例 :

女性
左顎関節症
その他に手の痺れ(右>左)、腰痛(左>右)

脊椎の触診
頸部上部右凸、頸部下部左凸、背部右凸、腰部左凸
頭部は左に傾いている

頭部は左に傾いているので顎関節としては狭くなりやすい状態です。
左に傾いている場所(右凸)を探すと骨盤、背部、頸部でした。

頚椎の細かい触診で第4頚椎が左前下方に傾いていました。
顎関節症 第4頚椎.001

第4頚椎をリリースして顎関節の音は小さく口も開けやすくなりました。
骨盤含め他の脊椎の下方変位も取り除きさらに改善。

顎関節症は下顎骨と上顎骨と連結する頭部の変位を読み取れるかが重要です。
とても難しいですが、初回から変化が出たので、大変喜んでいただけました。


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