視覚の2つのシステムとスポーツ障害 東京都港区 田町・三田/さいたま市 与野・さいたま新都心

脳神経機能から見て視覚には2つのシステムがあります。

そのシステムの違いは、脳の神経伝達の2つの経路の違いとしても知られています。

1つは背側経路で、【行為の視覚システム】です。

もう1つは腹側経路で、【知覚の視覚システム】と呼ばれています。

行為の視覚システムとは、物体に手を差し伸ばしたり、目を向けたり、物体に対する自己を中心とした行為・行動のシステムとして利用され、脳の頭頂付近に分布しています。

リアルタイムに変動する自己と物体の距離などに対応するためにこちらは遅延作業には向いていないとされています。

Miler, A.D. & Goodale, M.A. Visual brain in action. Oxford University Press, Figure 3.1より

知覚の視覚システムは、物体同士の相対的な比較をする際などに働くシステムで、テレビや携帯で動物や物・人を見ていてもそれが人である、犬である、または大きい小さいという比較ができるのも、知識として蓄えられた視覚システムが使われています。

脳の底面である腹側に支配領域があるため腹側経路と呼ばれていますが、記憶システムが近くに分布しているのも関係がありそうです。

そのシステムとスポーツとして関連が高いのがイップスと呼ばれる不調です。

そのほかにも、めまいやふらつきなども関連が高いテーマですが、今回はスポーツコンディショニングと視覚機能について症例とともに紹介します。

症例:

10代 男子 サッカー(Jユース所属)

左サイドバック

スポーツコンディショニングという立場で、パフォーマンスを上げたい場合、まず基本の動きについて聴取します。

どう言った動きが苦手か、どう言った動きは得意か

①左利き足で、ロングボールが蹴れない
②足がよくつる
③右サイド(ディフェンス時の中央)への切り返しで遅れる
④左足で時計回りでのターンで左足の戻りが遅れる

こういったパフォーマンスの気になる点がありました。

動きでの共通点を分析すると右回旋での反応の遅れが予想できます。

①左足にとっての蹴る動きはデカルト座標軸でいう左足を前方に移動させる右回旋の方向への力が必要
③右サイドへの反転して走る動きも最初に右回旋が必要になります(この場合は右を後方移動が強く必要)
④左足での時計回りは右回旋(右を後ろに左を前に)左足が遅れるとあるので左側の前方への制限が予想できます。


そもそも左足のGroin Painで来院されていたので左股関節の主訴と合わせて考えると、骨盤が左回旋していたので左股関節の寛骨臼の被さりによるインピンジメントのようでした。

インピンジメントやグローインペインの治療は簡単なのですぐ良くできますが、パフォーマンスをもっと良くしたい、という点については別の視点も加えて検討する必要があります。


さて、ここから反応の速さを増したいという希望に対して手足の速さだけでなく、【反応時間の短縮】がポイントになってきます。

ここで注目するのが、行為に対する視覚システムです。

体を動くボールに移動させる行為や、動く相手に身を寄せていく行為には、この背側経路である行為の視覚システムを使います。

そして重要なのが、サッケードと呼ばれる高速眼球運動がこの反応速度と密接であり、脳の外側頭頂間溝領域の活性化により機能します。

またその周辺領域を含めた前部頭頂間溝領域が背側経路の中継点となっています。

反応時間を早くしたいためにサッケードを検査してみると

右へのサッケードで反応が遅れます。

右へのサッケードが遅れれば、そもそもの反応自体が遅れ、どれだけ足が早かろうとも追いつくことは難しくなります。

さてこのサッケードはどういったことで遅れるのでしょうか・・・。

ここについてはまたさらに深い考察が必要になり説明がかなり難しくなるので今回は割愛します。

スポーツコンディショニングにおいて痛みを取り除くことは、その先にあるパフォーマンス向上を容易にさせます。

今回は股関節の問題を機に、その子のパフォーマンスを上げるために行為の視覚システムを用いた検査と治療を行いました。

コロナ禍でも研鑽を続ける選手の力になれれば幸いです。


安心安全な優しい施術

【にしむら治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

ホームページはこちら

【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

ホームページはこちら

靴を変えてからめまいで歩けない 東京都港区にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

めまいやふらつきは脳神経外科受診に対して頭痛の次に多いと言われています。

主に画像診断で脳に問題がないとわかれば、身体の機能障害が経度見られる程度であれば経過観察となるケースがほとんどです。

脳の障害と平衡感覚の受容器である耳に問題がなければ、脳神経内科・耳鼻咽喉科では特に疾患がつかない状態となります。

この特定疾患が除かれ場合のほとんどは、統合機能障害として複数の感覚器を調整することでめまいやふらつきは改善することができます。

今回は、「靴をきっかけにして起こっためまい」の症例をもとに体の機能をご紹介します。

症例:

40代 女性

普段から体を良く動かす方で、いわゆる健康的な生活を営んでいました。

ある時から股関節から膝に痛みが走るようになり、足は重く上がりづらく、腰・背中・腕にまで慢性的に凝りを感じるようになっていました。

病院やクリニック・整骨院の受診を続けながら経過を見ているも寛解することなく、それでも今まで通り運動ができるようにと試行錯誤をされていました。

ある時、靴や靴の中敷きを入れると良いという情報から足底圧や足の形状を計測して、足にあった靴を選んだそうです。

しかし、その靴を履いてからなのか、それ以来真っ直ぐ歩くことができず右側へと体が引っ張れる感覚になりしばらく休んでいたそうです。

そんな状況で、同じように歩行障害があった方からのご紹介で来院されました。

機能検査:

現病歴から股関節と膝の問題がふらつきと関係があると感じ、股関節の機能評価をおこにました。

股関節の可動域:
外転20°(痛み+)内転20° 内旋45° 外旋15° 屈曲85°(外旋で+20°) 伸展5°

股関節の外転が20°しかありませんので、片脚支持時に重心が右へと流れるトレンデレンブルグ兆候があります。

さらに股関節の外旋が15°と通常の1/3以下なので、右足接地で身体を前に押し出すことが難しいことが伺えます。

つまり、股関節の機能的に右足接地時にうまく歩けない状態であることがわかります。

眼球運動の:

正中を注視しているときに、やや左目外転位・右目内転位で注視しています。
そのため顔はやや右向きにあります。

外眼筋検査:

右目外直筋に多少の痙攣+、右効き目

視覚的にはやや左視野に意識が高いようです。

評価分析:

靴は、「股関節と膝という、上半身を支えるための部分での症状でかつ地面についたときに衝撃から痛みが走る」だったこともあり、ある程度衝撃吸収性能の高い靴を勧めらたということが問診でわかりました。

機能検査と合わせて考えると・・・

もともと、右足接地時に身体を前に推進させる力が股関節の機能障害によって失われており、前方方向から、どちらかというと身体の右側に体が回旋するような状態になっていました。

そこへクッション性の高い靴にすることで、さらに右方向への動揺が強くなり、代償するべく働く眼球運動は右目の内転で見やすい範囲を超えてしまい制御ができなくなったと予想しました。

治療:

目の右方向への動きを改善するとともに、視野の中心と身体の正中とを合わせるように前庭動眼反射を調整

しかし、これは目の疲労が強く、途中で止めることにし、股関節の調整を行った後に、再度眼球の機能を検査することにしました。

※眼球は反射機能が強いため、眼球→体性感覚の場合は、効果が高いが、体性感覚→眼球へのストレスの場合は、逆効果であるため、体性感覚の調整から行いました。

股関節の機能改善のために、神経系の調整から初め、股関節の筋緊張を下げてから股関節の牽引による可動域の改善を行いました。

腰椎の治療後比較的股関節の可動域は改善し、仙腸関節による寛骨臼の調整によってほぼ健側と同じレベルまで改善

足関節の機能は、扁平気味に拇趾球接地が強いけれどもアーチは確保されていたので股関節からくる足の機能障害だったようです。

治療後:

柔らかい靴は未だ不安が残るもめまいはなく動けるようになりました。

股関節の上がりづらさは、日によってまだ出るために治療を続けていますが、その間もめまいはなく、治療後股関節もすぐに動きやすくなるので比較的安定しています。

現在は、月一のメンテナンスとして治療を継続しています。

考察:

身体の平衡を司るシステムとして、支持基底面(床などの足元)の変化による身体の安定メカニズムというものがあります。

足元が前方に動いた場合、前に傾いた場合、手がどういう状態であったか、など様々な状態に対して身体がどう反応するかを調べた実験です。

カンデル神経科学の「姿勢」927ページをご参照ください

今回のように、靴底や中敷が柔らかい場合に対して、「体は不安定である」という認識をし、それに対する対応として関節や筋肉に対して指令を出します。

その指令先がもともと悪い膝や足、股関節だった場合、指令はうまく伝わらずふらつきを起こす、といった状態だったと考えられます。

複雑な状況に対しても前進できる治療を提供できれば幸いです。


安心安全な優しい施術

【にしむら治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

ホームページはこちら

【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

ホームページはこちら

文字を読むのが疲れる 頭痛やめまいの神経学 東京都港区にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

在宅ワークが進み、普段であればデスクトップパソコンの大きな画面で見ていたのが、タブレット型パソコンによる画面が小さくなり、十分な仕事場を確保できずに画面に近づいてしまっている、そんな方から頭痛やふらつきの相談がありました。

その他にも、頭痛とめまいで来院された方で、症状が出始める前から変わったことがなかったかと状況を問診していく中で、寝ながら携帯を見ていることが多くなったせいだというのがわかったことがありました。

一人目の方は、近くをみることによって起こる眼球の内側への動き、輻輳運動と呼ばれる内側への動きが起こしていためまいで、眼球運動と頸椎の協調運動の調整、そして長時間の座り姿勢による腰と股関節の調整で改善されました。

二人目の方は、普段見ている世界と重力の方向が一定だった状況から、寝ながら携帯で画面を見ることによる重力に対して垂直の世界に視界が広がることによる混乱が影響していることがわかり、眼球の回転と頭蓋や顎関節の調整によって頭痛とめまいが改善されました。

めまいやふらつきといった症状でもその方の状況と症状とをうまく統合して検査と治療を組み合わせることが重要です。

今回は「読む」ということの神経学について最後ご紹介します。

「読む」ことの神経学

文章を読んでいる人の目を追ってみると実際にわかるかと思いますが、文章を読む場合、眼球運動は滑らかに動いてはおらず、高速に単語間を跳ぶように眼球運動します。

この高速に動く動きを衝動性眼球運動 Saccadeと呼びます。

これとは違い、動いているものを目で追う場合のように滑らかに眼球が動くのを滑動性眼球運動 Pursuitと呼びます。

例えば、このブログのように横文字の場合は、外眼筋の外直筋(目を外側に動かす筋肉)によって制御されています。(日本語の教科書のように縦文字はまた別の機能があります。割愛)

外眼筋は6つの筋肉によって成り立っています。

構造と機能を知って本当にうまくできているんだなと思うのは、この外眼筋の外直筋は他の筋肉と違って外転神経によって支配されていることです。

上斜筋も特別な役割があるために、滑車神経という別の神経に支配されています。

国家試験には当たり前のように出題されるこの神経支配の違いは、昨日から考えていくととても合理的にできています。

詳細は割愛します。

一人目の症例でお話しした近い距離で仕事をしていたことがどうしてめまいにつながるのかというと、

ご説明したように近くで見る場合には、目を寄せる内直筋を使って輻輳運動します。

常に焦点を近くにするために行っている眼球の内転によって文字を読む際にサッケードするときに利用する外直筋が利用しにくくなっていたからです。

外眼筋は、他の筋肉と違って筋紡錘と呼ばれる筋肉の張力を感知するセンサーがない組織構造らしく、余計にこの異常を察知できなかったのではないかと推測しています。

文章を読む際のサッケードは、視界の中の興味がある対象物へとジャンプして移動するサッケードと違い、視野の中心窩と呼ばれる目の黄斑中心部分の近傍にある傍中心窩で行っています。

この傍中心窩は視点から1〜5度の範囲でしかありません。

ですのでかなり微細な外眼筋の出力が必要になります。

ちなみに失読症の方は眼球運動の異常をもたらすと言われています。

このように読むという行為はただ視界を探索するのとは違った神経機構が存在しています。

頭痛やめまいでお困りのかたのお力になれれば幸いです。


安心安全な優しい施術

【にしむら治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

ホームページはこちら

【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

ホームページはこちら

頭痛 引っ張られるめまい感 東京都港区にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

頭痛に加えて、片方に引っ張られるような感覚のあるめまいの症例について今回はご紹介します。

これまでにめまいは様々な病態の治療を経験してきましたが、今回は視覚と頭の傾きがポイントでした。

症例:

ここ数ヶ月間、めまいと頭痛に悩まされ、病院に行って脳の検査・耳鼻咽喉科による平衡感覚の検査を行うも異常なまでの数値は出なかったため、知人に紹介されて今回、来院に至ります。

症状:

右側頭部の頭痛、めまいは右に引っ張られる感覚

考察:

右側頭部の頭痛として予測できる病態は、”大耳介神経の痛み“もしくは”咀嚼筋である側頭筋の緊張“です。

側頭部に向かう神経である大耳介神経は、第2頸椎と第3頸椎の間から出てくるため、頸椎の問題で頭痛を起こします。

大耳介神経

側頭筋は、顎関節の状態で硬くなったり萎縮したりします。

症状が出る時期と合わせて歯の治療に通っていたかなどの聴取はとても重要です。

側頭筋と顎関節

現病歴:

仕事はデスクワークでパソコンによる仕事のため、昔から目の疲れは夕方から感じることがあったが、資格試験勉強が重なり、眼精疲労はいつもより強く感じていたそうです。

しかし、試験が終わって生活が落ち着いても症状は変わらず、次第にめまい感が出現し、来院への最終動機となりました。

ポイント:

問診でいくつかのポイントに気づきます。

①「右」という共通の方向。

②資格試験勉強という新たな環境の変化。

試験について詳しく聞いてみると、スキルアップするための資格試験で、週に数回セミナーに参加していたそうです。

授業は筆記で席は窓側に座ることが多く、右前を向いていることが多かった

右に注視

この右に目を向けるというのは、右の外側直筋と左の内側直筋の協調運動によるものです。

授業中、パソコンの前に座り、よく右手で頬杖をついていたそうです。

右手で頬杖をつくと頭は傾いた状態で視線を向けます。

同時に顎関節へのストレスも受けます。

頭の傾きと眼球運動

頭が傾くと、眼球は視覚を水平に保つために滑車筋によって眼球を回転させるような力を発揮します。

この”頬杖による顎のストレス“と”視覚による眼球へのストレス“が症状を招いているという仮説を立てました。

共同性注視の試験を行うと、右への眼球運動で眼振が出現し、特に右上で眼振は強くなりました。

つまり右上を見続けることが辛いことが予想できます。

頭部と頸椎の機能検査を行うと
右回旋制限、左側屈制限が顕著です。

頸椎の状態も右上が見にくい動きで、眼球運動の制限とも重なります。

<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/3KGuAY7QRJw" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>

頭頸部の機能解剖

<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/s3zt_hsZ-4o?start=108" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>

頸椎の検査法

<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/opmByarjJJ4" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>

外眼筋の機能

治療:

第2頸椎の回旋と側屈の制限があり、モビリゼーションで治療

顎関節の機能と眼球運動をチェックし、頸椎の変化と比較していきます。

顎も目も若干スムーズに動きますが、まだ動きの硬さが残ります。

歩行時にもまだ右に引っ張られるような感覚が起こったため、頬杖をついていたというヒントから、右肘と右肩の治療も加え、全体的に動きがスムーズになりました。

数回の治療を重ねるうちに新たに腰や股関節の異常にも気づきがあり、その都度検査と治療を行い、頭痛もめまいも改善しました。

問診から得た情報がそのまま活きた症例でした。


安心安全な優しい施術

【にしむら 治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

Tel : 03-6435-2437

ホームページはこちらショートコード


【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

Tell : 048-708-2011

ホームページはこちら

各種症例に対する治療の組み立て 動画による説明

様々な治療法があり、治療する側も治療を受ける側も何を基準に選んで良いのかわからない人が多いと言う相談をよく耳にします。

当院では、
①痛みの少ない治療
②不安のない、老若男女誰でも受けることができる優しい治療
③施術を受ける側も、提供する側も、どうやったらどう言う結果ができるか予測ができるような治療

をコンセプトに行っています。

口で伝えるのはとても難しいとは思いますので、いくつか雰囲気のわかる動画をご参考までに載せておきます。

症例1【神経障害に対する絞扼神経障害の改善】
主訴:手の痛みとこわばり・腕が張って重い・肩背中のこり
現病歴:背中を打った後からかと思うのだが、右手が痛み、腕をどこに置いていいかわからない痛みがある。そのせいか寝つきも悪く疲れが取れない。


症例2【脊椎の手術後も続く症状に対する治療】
主訴:首の痛みと引っかかり・肩の可動域制限と手の痛み
現病歴:数十年前に頸椎の狭窄症手術を受けており、その時には歩行障害もあった。歩行障害や手の痺れは改善したが、首の痛みや肩こり、手の痛みは常に感じている。膝の人工関節の手術も行なったが膝の痛みも取れず、来院に至る。

首の治療

腰背中の治療による、足腰の痛みの改善と肩の可動域改善


症例3【使いすぎ?スポーツ障害に対する治療の組み立て】
主訴:学生アスリートの種子骨障害
現病歴:普段から練習に勤しみ、これまでにジャンパー膝以外にも成長中と呼ばれるオズグットなどでその度に来院すぐに改善していたが、今回初めて足の裏が痛み歩行困難になる。病院で種子骨障害と診断。


この動画は言葉による説明はありません。


症例4【肘の痛みとフォームの関連】
主訴:肩の痛みで来院、一回の治療で改善する。元来悩んでいる肘の痛みを相談
現病歴:学生時代から肘の痛みは経験しており、プレーができなくなるほど痛んだのは数回だけであった。今回肩の痛みによって運動をやめていたがそれでも改善しないため来院。肩は一回の治療で改善したので肘の痛みをメインで治療を始めた。

 


安心安全な優しい施術

【にしむら 治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

Tel : 03-6435-2437

ホームページはこちら


【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

Tell : 048-708-2011

ホームページはこちら

長時間の同一姿勢による腰痛と坐骨神経痛 東京港区田町 さいたま市さいたま新都心

コロナウイルスの影響で、様々なところで障害が出ている中、人々は変わらない日常を得られるように工夫して対応を取っています。

仕事を自宅でできるようにリモートワークを進めたり、自宅で運動できるようなエクササイズを調べたり、自宅でエンターテイメントを作成したりと、様々な方々が自粛ムードに対して健康維持や楽しく生活できるよう工夫しています。

不要不急の外出を避ける中、最近増えている圧倒的に多い症状が、
「座りっぱなしによる腰痛」
「あまり動いていないのになぜか足が痛くなる(坐骨神経痛を含む)」
「あぐらや正座、座椅子、ソファーに座る、など長時間の座位による股関節の痛み」
です。

こういった症状に共通して多いのが、
動き始めや、長時間作業していると症状が強くなり、動きまわっている時は忘れることもあるほど楽である
ことが多いです。

こういった症状に多い状態が

「仙腸関節(骨盤)の可動性亢進(捻挫のように緩い状態)」

コロナウイルスにしろインフルエンザウイルスにしろ、発熱物質と発物質が同じであるため、熱が出る時に腰痛などの痛みを出す場合がございます。

この度の感染に気をつけるべき情勢では、痛みがで始めた時は、熱が上がるか否か、数日様子見たのちに連絡をいただけると助かります。

受診を希望する日にも検温をお願い致します。


以前に作成した仙腸関節の可動性亢進について説明をした動画を参考にしてみてください

 

同一姿勢が長く続くと、筋力が弱い方や体格の大きい方は、骨盤を支えられなくなり、次第に仙腸関節が開いてきてしまいます。

出産を経験されている方は、出産後間も無くは骨盤辺りの腰痛や恥骨の痛みなどを経験されている方も多いと思いますので、それに似た腰痛がこの場合にも出現します。

※出産後の仙腸関節の離開は動画に示されている離開とは異なる方向で開きますので、治療方法も少し異なります。


検査と治療

検査は、仙腸関節がどの方向に動きやすくなっているのかを把握する必要があります。

触診により仙腸関節の緩い方向がわかれば、その方向に引っ張っている筋肉を同定して緩めて行きます。

治療に伺うことができない方は、”さらし”などを使って骨盤を支えてあげると良いです。

固定だけではなかなか治らない方も多いのがこの仙腸関節の離開の特徴です。

理由は、同一姿勢で起こっている腰骨盤以外の状態が絡んできます。

多いのが股関節です。

股関節は元々が可動域が大きい関節ですので、大きな筋肉が多く、緊張した際に、隣接する骨盤を引っ張ってしまいます。

続いて多いのが、上半身の状態。

動画でも説明したように、上半身の傾きによって片側の骨盤にだけ体重が乗り続けることも仙腸関節の固定が耐えられなくなる理由です。

腰部脊柱管狭窄症 多様な病態モデル
歪みの連鎖

股関節の動き、仙腸関節の動き、上半身の傾き
これらを細かく検査しながら施術をすると改善が見られます。

世の中の平穏を取り戻すのを祈りつつ、今ある身体の問題と向き合うサポートをさせていただければ幸いです。


当院では、厚生労働省と政府官房、東京都、埼玉県庁からの通達を随時確認しながら診療を続けています。

4/1現在、塩素消毒と換気、そして患者さん同士の同一時間の利用を避けるのために、1人の施術の後15分ほど消毒と換気の時間を取らせていただいております。

そのため予約の人数も制限させて頂いておりますのでご了承ください。


【にしむら 治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

Tel : 03-6435-2437

ホームページはこちら


【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

Tell : 048-708-2011

ホームページはこちら

片麻痺による歩行障害 神経促通と協調運動 東京都港区田町 埼玉県さいたま市

片麻痺による拘縮や、パーキンソン病による振戦などの効果については今まで何度か紹介してきました。

※上肢の拘縮の改善についてを紹介したのはこちら

歩行障害も同様に効果はあります。

キーワードは:伸張反射の抑制、新しい運動連鎖の作成

歩行障害において問題となるのは、遊脚期の足の引っ掛かりをぶんまわしによって回避する作業と、立脚期の重心の乗せ方です。

ブルンストロームステージは日によって変動がありますが、今回は部位によって4か3といった具合です。

治療前と治療後の歩行動作の変化はこちらの動画です。


まず、治療前の歩行から解説します。

歩行転換時に、
①左足が前に出ないために時間がかかっています。

ももは上がっているので、足関節の背屈がうまくいかないために振り出せません。

座位では、踵も爪先も同時に着くことができるので、随意運動の背屈(前脛骨筋の収縮)ができないことによって起こっていると予想できます。
②体の右回旋もなんだか重そうです。

実際に体幹の回旋を検査してみると右回旋できません。

 

 


体幹の回旋を治療した後が、最初の動画左側の歩行動作です。

すんなりと右回りできています。

しかし左肩が上がり、腕の拘縮が若干強く見えます。

そこで次に頸部と背部の調整をして、左手の拘縮の治療を行いました。

35秒目で現れる動画右側の歩行は、上肢の治療後の歩行動作です。

肘の拘縮も少し抜けているのがわかると思います。

歩行動作も非常にスムーズになりました。

再度下記の動画で確認してみてください。


このように神経の反射の抑制や動きの連動を取ることでその場で効果が現れることも多いです。

脳神経障害でお困りの方もご相談ください。


【にしむら 治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

Tel : 03-6435-2437

ホームページはこちら


【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

Tell : 048-708-2011

ホームページはこちら

顎関節症には頭蓋の調整と頚椎の調整

顎関節以外に、嚥下についての症例と治療についての説明はこちら
口腔筋機能療法 舌がうまく動かない 

嚥下のリハビリ 誤嚥性肺炎の予防 口腔機能学 東京都田町にしむら治療院/さいたま市アギトス鍼灸整骨院

症状:

顎関節症 口を開けるとジョリっと音が鳴り痛む

現病歴:
数ヶ月前に硬いものを噛むときに顎が痛くなって顎関節症に気づく。
一時痛みは強くなるものの、次第に落ち着き、今は口を開けたときに音が鳴り多少の痛みが残っている。

顎関節症は、重力に逆らいながら顎関節を形成する下顎骨の状態が大きな原因の1つとなっています。


今回の症例 :

女性
左顎関節症
その他に手の痺れ(右>左)、腰痛(左>右)

脊椎の触診
頸部上部右凸、頸部下部左凸、背部右凸、腰部左凸
頭部は左に傾いている

頭部は左に傾いているので顎関節としては狭くなりやすい状態です。
左に傾いている場所(右凸)を探すと骨盤、背部、頸部でした。

頚椎の細かい触診で第4頚椎が左前下方に傾いていました。
顎関節症 第4頚椎.001

第4頚椎をリリースして顎関節の音は小さく口も開けやすくなりました。
骨盤含め他の脊椎の下方変位も取り除きさらに改善。

顎関節症は下顎骨と上顎骨と連結する頭部の変位を読み取れるかが重要です。
とても難しいですが、初回から変化が出たので、大変喜んでいただけました。


安心安全な優しい施術

【にしむら 治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

Tel : 03-6435-2437

ホームページはこちら


【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

Tell : 048-708-2011

ホームページはこちら

 

 

腰臀部の痛み 3つの神経が分布する領域 難治生腰痛を分析 東京都田町三田西村治療院 さいたま新都心与野アギトス鍼灸整骨院

ここ最近、「どこに行っても治らない」そんな難治生の腰痛の方が立て続けに来院されました。
嘘の様に軽減する人もいれば、やはり難しい手探りを続けている方もいます。

寛解した人、そして手探りで手当たり次第に調整を試みてなんとか改善し始めた人、そんな経験からいくつかの改善点がわかってきました。

その経験を解剖学書に照らし合わせると、ちゃんと納得いく証拠が記載されているものです。

今回は、腰臀部痛について神経学から考察してみます。

腰臀部痛 人体図
腰臀部痛 人体図

腰痛の中でも骨盤の部分から臀部にかけての痛みについてです。

近年流行の仙腸関節の近くのため、”骨盤矯正”なんてすぐに勧められたりした方もいるかもしれません。

確かに、この部分の痛みは【仙腸関節】および【股関節】の治療で多くの方が改善しています。

しかし改善しない方については違った視点で、この部分の痛みを考察しなければなりません。

仙腸関節・股関節やその周囲の筋肉の治療でも効果がなかった場合、目を向けるべき視点は神経です。

この部分にはどんな神経が分布しているのか、そこに答えがあったのです。

腰痛・坐骨神経痛 仙骨の調整

3つの神経がこの部分には分布しています。

  1. 上殿皮神経:第11胸椎〜第5腰椎から出て腸骨領のすぐ上で胸腰筋膜を貫通して皮膚表面の感覚を支配しています。
    胸腰筋膜が緊張したりすると、神経が締め付けられて神経痛を引き起こす。
  2. 上殿神経:中臀筋や小臀筋、一部に大腿筋膜張筋へと神経を送る運動神経。坐骨神経とともに表面へと出て、梨状筋の上方を走行する。大臀筋中臀筋の間で絞扼を受けることもあれば、梨状筋が仙骨そして上後腸骨棘のすぐ下の部分で圧迫を受けることがある。運動神経なので、中臀筋の機能障害、いわゆるトレンデレンブルグが見られることがある。
    当院では骨盤の調整と大中臀筋・梨状筋の調整で寛解できている神経障害。
  3. 第3・第4腰神経:デルマトーム(皮膚分節)で分節ごとに分かれている皮膚神経支配。ちょうどこの部位は第3第4腰神経が分布しています。
    最近では第3・第4腰神経の部分に付着する多裂筋による皮膚分節障害が知られていて、棘突起の圧痛などがある場合は、この可能性が高いと経験的には感じています。

 

上殿皮神経・上殿神経・腰神経
上殿皮神経・上殿神経・腰神経

 

腰痛以外にも、腕の痛み、お腹の痛みも同様にいくつかの神経が支配している場合は、その走行ごとに触り分けていき、圧痛や動きの悪い部分があれば治療をしていく、その繰り返しで難治生の症状も寛解に向かうことがあります。

少しでもお力になれれば幸いです。


安心安全な優しい施術

【にしむら 治療院】

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

JR田町駅から徒歩2分、都営浅草線三田駅から徒歩1分、都営三田線三田駅から徒歩2分

Tel : 03-6435-2437

ホームページはこちら


【アギトス鍼灸整骨院】

埼玉県さいたま市中央区下落合1013−1 スピカビル201

JR京浜東北線与野駅から徒歩5分、さいたま新都心駅から徒歩12分
敷地内駐車場4台完備

Tell : 048-708-2011

ホームページはこちら

 

腰痛・坐骨神経痛 座ってられず仕事もできない メンタルの問題にしていいのか 東京港区にしむら治療院 さいたま市アギトス鍼灸整骨院

先日から、相次いで同様の症状を呈する患者さんが紹介され、共通の問題で改善が見られましたのでご紹介します。

「うちの社員が、腰痛によって1ヶ月異常休んでいるのですが診てもらえませんか?」

「腰の手術後も足の痛みが半年以上取れず、未だ仕事に行けていないのですが、良くなりますか?」

「軽度のヘルニアは見えるが、手術の必要ないと言われて、薬を飲んでいます。いろんな治療も試しても良くならず、強い薬になっていって未だ続く腰痛と股関節痛、どうにかなりませんか?」


「腰痛で仕事を休み続けている」
この言葉を聞いて、メンタルの問題を疑う整形外科のドクターが多いことにとても残念に感じます。
フィジカルの問題が続ければ、誰でも落ち込みます。
治療家は諦めずフィジカルの原因究明に努めることが大切です。

「この腰痛による仕事を休む」という状態は以外と多いのです。
実際には、【4日以上の休業を要する職業性疾病】のうち、約6割を占めると言われているほど多いのが実態です。
今回の症例のように多くの方のお力になれれば幸いです。


症例:

今回の症例に共通していたことは「実際に痛い場所が、別のところに起因していた」ことです。

1人の症例を元に説明したいと思います。

左の腰痛、腰の4番目の骨L4の肋骨突起に痛みを感じていました。(写真の青丸)

L4肋骨突起
L4肋骨突起

強い痛みで座り続けること、立ち上がることができません。
デスクワークで座り続けることができなく、通勤での電車の乗り換えなどが辛く、出勤もできない日々が続いていました。

今回の痛い場所である、肋骨突起はいろんな筋肉が付着する部位のため、比較的腰痛発生で多い場所です。

腰椎ベルトの固定と、ブロック注射、痛み止めトラムセットの服用、マッサージ、整体、針、いろんな治療を試したけどよくなりませんでした。


考察:

視点を変えてみる必要があります。
【どこに問題が隠されているか】

腰椎のこの部分には腰方形筋や脊柱起立筋など大きな筋肉の他に、横突間筋や多裂筋、腸腰靭帯といった比較的短い組織も付着しています。

腸腰靭帯
腸腰靭帯

L4肋骨突起の圧痛は左の下端にあったため、腸腰靭帯、もしくは横突間筋の痛みの可能性があります。

腸腰靭帯 横突間筋
腸腰靭帯 横突間筋

これらの付着する位置が歪みによって引き伸ばされた場合、より引き延ばすような刺激、例えば、牽引・マッサージ・ストレッチは効果を出しません。

触診:

実際に触診してみると、

L4の右屈
L4の右屈

L3は左が下方に変位し、L4は左が上方、仙骨は左が下方に変位していました。

L4からL5に向かう横突間筋は引き伸ばされ、腸腰靭帯も同様に引き伸ばされてしまいます。

こういった「引き伸ばされている痛み」は骨の一つ一つの動きや位置を読み取れなければよくなりません。

腰痛で苦しむ方のお力に少しでもなれれば幸いです。


安心安全丁寧な治療

03-6435-2437

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

にしむら治療院院長

にしむら治療院ホームページはこちら

さいたま市中央区下落合1013-1スピカビル201

アギトス鍼灸整骨院 代表

アギトス鍼灸整骨院ホームページはこちら

西村 公典