足が重い 大腿神経障害 坐骨神経の絞扼 吐き気 星状神経節過敏 交通事故

交通事故は些細な衝突であっても、その後様々な症状を出すことがあります。

頚椎捻挫、いわゆる”ムチウチ”は誰でも想像できる病態ですが、そのほかに意外と多いのが

  • 「足の付け根(股関節)が痛い」
  • 「足首が痛い、動かない」
  • 「足全体が重い」
  • 「足がつる」

こういった足の症状です。

今日の症例の神経障害のポイントはこちら
腕神経叢、頸神経根障害、星状神経節、迷走神経、胸神経(交感神経節)、大腿神経、仙骨神経叢、坐骨神経、腸骨下腹神経

症例:

女性 30代
交通事故から1ヶ月経ち徐々に悪化
・右肩から手の先までの痺れと重だるさ
・吐き気に近い気持ち悪さ
・右股関節付け根の痛みと足が重くて持ち上がらない
・階段の上りで足が持ち上がらない
・右足首全体の動かしにくさ
・足のつれ(こむら返り)
・みぞおちから下腹部にかけてのつれ感

病態:

肩からての症状:
腕神経叢の絞扼神経障害、頚椎症、頚椎捻挫の関連痛、頸神経根障害、肩肘のトリガーポイント

吐き気 気持ち悪さ:
ムチウチによる星状神経節の興奮、迷走神経の過敏症、胸神経の過敏症

右股関節付け根、右足の持ち上がらなさ:
大腿神経の障害、腸腰筋の拘縮、上部腰椎の機能不全、股関節の狭小

右足首全体の動かしにくさ、足のつれ:
坐骨神経障害、仙骨の障害、腰椎の障害

みぞおちから下腹部にかけてのつれ感:
腸骨下腹神経の障害、腸腰筋・腹斜筋の緊張

 

治療:

頚椎右側弯(左回旋変位、左側屈変位)
下部胸椎・上部腰椎右側弯(左側屈変位)
腰椎の機能制限(左回旋変位・左側屈変位)
右股関節のけん引

 

経過:

1回目:
肩の可動域30度→80度
右股関節屈曲80度→90度
SLR右30度→45度
自覚症状では、腕の重さは50%改善、足の重さはなし、足首が少し動かしにくい程度

2回目(前回から3日後):
症状はほぼ最初と同じようになっていた
肩の可動域40度→90度
右股関節屈曲80度→95度
SLR右30度→45度
自覚症状は、足の重さも足首の動かしづらさもなく快調。腕の重さは80度を超えると重い

3回目(前回から3日後):
2回目の治療の後、階段も楽に上り下りできた。右肩首の重さはあるが、比較的腕もマシ。
肩の可動域70度→120度
右股関節屈曲95度→120度
SLR右50度→70度

ちょっと無理するとまた症状は出てしまうが、日常辛くてと言った不調はなく過ごせている。
現在は最後の腕の上がりにくさと、症状の安定を目的として経過を見ている。

 

 

アクセルやブレーキを踏んでいる右足に多く生じる症状ですが、たまに反対の左側に出ることもあります。

なぜだと思いますか?

それは腰からの神経痛が関与しているからです。

もともと症状を持っていた方が事故によって増悪するケースもあれば、腰下肢痛を患ったことがない人でも突然の衝撃を受けてからなる人もいます。

 

事故が関与しているから、その衝撃が足首を負担かけたと最初思われます。
それは股関節においても同様です。衝撃は足を通して股関節にも伝わるため、ブレーキを踏みながら踏ん張る場合はなおさら股関節まで力は及びます。

当初はそう言った捻挫様の痛みであったものも次第に腰部の過緊張となり、神経痛に発展んすることもあるのです。

 

交通事故の後も続く症状や腰痛・痺れに苦悩している皆様のお力になれれば幸いです。

 

JR田町駅、都営浅草線三田駅徒歩1分
連絡先:03-6435-2437
東京都港区芝5-27-5山田ビル503
にしむら治療院院長
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さいたま新都心駅徒歩12分、与野駅徒歩5分、施設内駐車場4台有
さいたま市中央区下落合1013-1スピカビル201
アギトス鍼灸整骨院 代表
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連絡先:048-708-2011

代表の西村に治療を希望する場合は、事前予約が必要になります。

お電話かメールでお問い合わせください。

 

西村 公典

交通事故から悩まされる手のしびれや首肩の痛み 田町・三田 与野・さいたま新都心 治療院

肩や手の痛みに対する治療紹介動画はこちら

東京都の治療院は完全自由診療のため、交通事故の自賠責保険での治療はほとんど皆無ですが、保険治療が中止になり、その後も続く症状のために通院される方は今まで多くいらっしゃっています。

変わって、埼玉では保険診療も取り扱いしているため、交通事故の自賠責保険を使って直後から通院している方もいらっしゃいます。

事故直後は状態変化も多いため、具合が落ち着くまでは経過観察をしながら”優しくリラックスさせ、事故後の過剰な防御反応を落ち着かせるような治療”になります。
事故から経過が経っても良くなっていない場合は、”事故後に自分自身を守るために体が覚えてしまっている悪い癖を変える治療”が必要になります。

今日は経過が経っても良くなっていない場合の説明をしたいと思います。

結論から言うと「体が受けた外力」について考える事が大切です。

どのように力を受けたかを知るためには、事故の状態を知る必要があります。
把握するためのいくつかの重要な問いかけを紹介します。

①足はブレーキペダルを踏んでいたかどうか
→踏んでいれば足関節・膝関節・股関節の緊張を検査して治療しなければなりません。

②左座席か右座席か
→座席によってシートベルトから受ける力も変わります。それに合わせて体幹の治療の方向が変わります。

③ハンドルは握っていたか
→ハンドルをどのように握っていたかによって手首、肘、肩にかかる力が変わります。

④どこを向いていたか
→進行方向を向いていれば、首は前後にだけ力を受けます。もしサイドミラーを見ていたり、後ろを見ていたりすると、首をひねった状態で前後方向に力を受けるためより集中して力を受けてしまいます。

⑤事故に合う瞬間を予期していたか
→突然受ける場合は、力は脱力しているのに対し、事故の寸前でぶつかるのがわかった場合は、体を固めて衝撃に準備をします。

⑥どの方向から接触したのか
→前後方向でまっすぐ受けたのか、横から当たったのかによって受ける力、それに対抗する身体の筋緊張が変わります。

⑦こちらも動いていたか、止まっていたか
→責任がどちらに及ぶのかも影響しますが、身体が受ける力の方向も変わるので把握が必要です。

もし痛いところを触るだけで、受けた力の方向と、身体がその力に対応した緊張を理解せずに治療を続けていたのなら、それでは一行に良くなりません。

少しでも良い変化を出すための「身体への問いかけ」、当院ではそれを大切に日々治療に当たっています。

お力になれれば幸いです。

安心安全丁寧な治療

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西村 公典

パーキンソン症候群や高次機能障害に対する治療の注意点 東京港区 埼玉県さいたま市

昨日は、全国に訪問医療マッサージ事業所を持つ会社に講義に行ってきました。
この場を借りて、そのような機会を与えてくださった方々に感謝申し上げます。

さて、内容はというと、事前に聞き取り調査した臨床で起こっている課題に対してお答えする形式を今回とりました。

主な内容としては
・認知症患者に対する意思疎通や治療の進め方などコミュニケーションについて
・パーキンソン病およびパーキンソン症候群に対する治療
・高次機能障害に対する評価、分析、治療
・機能訓練に対する全般的な治療方法
・筋力トレーニングについて

全ての話に繋がることが「患者さんの脳へのストレスを取り除くこと」と「障害されている脳の機能に刺激が加わるようにいろんなアプローチをかけること」を提案をしました。

「脳へのストレス」というのは
例を挙げると、目の悪い方が、メガネなしで生活をするようなイメージです。
足元に注意を巡らせたり、少しでも見えるように目を凝らす、そんなことをすれば疲れますよね?
他に例を挙げれば、騒音の中で会話をするようなイメージです。
騒音の中から、集中して相手の声をキャッチアップして聞き取り、大きな声と口をハッキリと動かして相手に伝えるように話すというのはとても疲れます?

神経疾患を患っている方というのは、注意と集中によって脳に多大な負荷がかかっています。

静かな環境での治療や閉眼によって脳にかかるストレスを減らすことはもちろんのこと、半側空間無視などがある方ではどういったポジションで治療するかによっても脳にかかるストレスを減らすことができます。

空間無視のように脳の障害された機能がわかっている場合、適度にその部位への刺激がリハビリとなり、とても良い変化が現れてくるものです。

ここで注意が必要なのが、

障害された神経や脳の局在に対して、その注意を働かせれば、とても良い変化が出ますが、疲労がある日にそれを行うと、反対にとても疲れて次の日に動けなくなることなども生じます。

当院では、
治療は体調が安定して受けられるように、週に一回または2週に一回といったように決まった頻度かつ、その人がもっとも楽な時間帯に治療を受けることをお勧めしています。

 

脳に障害を負った方だけでなく、例えば「めまい」などのように脳神経が関与する症状の場合も、治療後に疲れを感じることもあり、治療を受ける日の体調に注意することが必要です。

 

少しでも皆さんのお力になれるようにその人に合わせた治療頻度や治療の刺激の量を調整できますよう、皆様にもご協力いただければ幸いです。

安心安全丁寧な治療

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西村 公典

 

不妊・逆子治療 婦人科に対する治療効果

開業して何年も経つと3世代に渡り治療させて頂くことがよくよくあります。

お母様が来院されていたことをきっかけとして娘の不妊治療、孫の発達障害やスポーツ障害を治療させていただく機会はどんどん増えていきます。

いつもありがとうございます。

 

この度、ご懐妊後、お腹の中で順調に育っていた30週目に「逆子」であることがわかり、逆子に対する治療が始まりました。

東洋医学では足の小指にある「至陰」というツボが有名です。

 

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至陰のツボ

 

至陰へのお灸に加えて、構造学的に逆子を見ていきます。

腹診から胎児の動きを予想します。

 

婦人科の学問によれば、

出産前に子供の頭が骨盤の中にスッポリとはまり込むことで、出産の準備が始まります。

骨盤の傾斜や仙骨の後傾、ゆがみは子供の頭が降り辛くなります。

プリンシンプル参加婦人科学
プリンシンプル参加婦人科学 胎児の回旋

腹部を優しく触診しながら子供の動きが悪い方向を探し、腰椎や骨盤の動きの悪い方向と関連付けながら施術を行っていると

今回の症例では3回目の施術後の検診で逆子が治っていました。

不妊や逆子の治療経験も増えてきて、命の誕生を耳にする喜びは格別です。

少しでもお力になれれば幸いです。

 

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西村 公典

腰部脊柱管狭窄症・仙腸関節の機能不全・股関節の機能不全 どの症状がどの病態と関連しているか

当院の来院で一番多いのが腰下肢痛で、その中でも脊柱管狭窄症と診断されている人が大部分を占めます。
腰部脊柱管狭窄症と言えば、手術が適応とされる疾患であり、実際に手術をされている人は、当院に来院されている方の3割くらいはいらっしゃいます。
なぜ手術をされているのに、腰下肢痛で来院されるのかと言えば、もちろん手術で症状が緩和されないからです。
抱えていた症状のうち、いくつかは改善され、いくつかは残るといった結果から推測するに、抱えている症状が、『腰部脊柱管狭窄症』という一つの病態では言い表すことができないほど多様な病態が絡んでいることが予測できます。
腰部脊柱管狭窄症が起こす多様な症状
腰部脊柱管狭窄症が起こす多様な症状

現在は多様な病態が身体の中で共存している中で様々な症状を出していることが理解されてきました。

脊柱管狭窄症の手術で一番効果が表れにくいのが ”足のしびれ” と言われています。
中には筋力低下を起こしていて、”しびれ”  や ”感覚が鈍い” という感覚神経の障害だけでなく運動神経の障害まで起こっている方も多数います。
実際に「爪先立ちができない」として来院されている方はとても多く、手術後も改善されない方が、仙腸関節や腰背部、股関節の治療で改善しています。
まず、そのヒトの身体にどんな機能制限があるかを把握することが前進するための最初の一歩となります。
皆様は各関節の機能検査を受けてきているでしょうか?
画像による診断だけだったり、ただ足を上げたり、触れた触覚検査、腱反射だけで病名を診断されてはいませんか?
当院では背骨から骨盤、股関節、足首に至るまでの一つ一つの関節を検査し、抱える症状のどこがどの部分と関連しているのかを考えていきます。
足のしびれには多様な病態が共存している
足のしびれには多様な病態が共存している
実際のレントゲン画像と触診で得た情報をもとにモデルを作成してみました。
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腰部脊柱管狭窄症 多様な病態モデル
脊柱管狭窄症と診断され、症状は股関節の前方・外方・後方と、全体の痛みと痺れがあり、歩いているうちにだんだんと足が上がらなくなった方がいました。
確かに腰椎の変形も歪みも強く、狭窄症が認められるだろうといった触診具合でしたが、きちんと仙腸関節と股関節の可動性を上げることができた時、その方は途中休むこともなく歩けるようになりました。
この図を見ての通り、画面左側の右股関節は関節面が大腿骨に被さるように骨盤の傾斜を伴っています。
特に右の骨盤の傾きがひどいため、仙腸関節の機能異常も存在していることがわかります。
実際に仙腸関節を調整すると股関節の機能制限も改善してきました。
股関節の過剰な緊張が仙腸関節の異常をきたすとともに、骨盤の傾きがまた股関節の緊張を起こすと言った悪循環が存在しています。
また仙腸関節の不安定が腰部のスタビリティに影響を及ぼし、本来持っていた脊柱管狭窄症の状態を悪化させていたも考えられるでしょう。
こう言った複数の病態が同時に存在しているパターンはかなりの率で拝見します。
『脊柱管狭窄症』と診断されたヒトのうち、手術をしても良くならなかった人はほとんどこう言った現象を持っています。
手術したけど良くならない・手術した後から悪化した・できるだけ手術したくないなど、どんな方でも諦めずに身体の細かな分析と評価と改善を繰り返し行えば必ず光は見えてきます。
少しでもお力添えできれば幸いです。

 

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西村 公典

線維性筋痛症? 長く続く手や肩の痺れ 埼玉・東京

痺れ・痺れ感の原因は①神経 ②筋肉(トリガーポイント)③関節(関節受容器)の三つが主な原因で、最近だとその他に④空間認識がCRPSなどの難治性の疼痛過敏に影響していると研究が発表されています。
それらはどれも影響しあっているため、どこが起点となっているのか、どこを先に治療するべきなのかを把握しなければなりません。
そこで当院で利用しているのがTherapy Localizationセラピーローカリゼーションと呼ばれる、治療部位の判定に使われる触診法です。
治療に適しているポイントに手を触れると症状が軽減したり、筋力がアップしたり好転反応がすぐに出ます。
力の方向や力加減、治療のタイミングによって刻々と変化するため、今一番適した施術場所はどこなのかを探すのにとても有効な手段です。
まずは、左肩から手の痺れ、特に手の指(小指薬指だったり、親指人差し指だったり移動する)を患っていた方の症例検討を含めて再度”痺れ”について考えてみたいと思います。
”腕からのの痺れを訴えていて、手の先の痺れは日によって場所が変わる”
この場合、真っ先に疑うのは頚椎の問題、つまり手に向かう神経の問題として考えられます。
それなりの年齢の方であれば、頚椎の変形があるためほとんどの方で頚椎症や、頚椎椎間板症、変形性頚椎症という診断が下されます。
なのに首の治療を受けても一向に良くならない場合、次はどんなことを考えなければならないでしょうか?
頚椎にTherapy Localizationを用いても、痺れが増強するため、今は首の治療を行うタイミングではないことがわかりました。
次はどこを触診しなければならないか。
今回のように広範囲の痺れをきたしている場合、トリガーポイントと呼ばれる筋肉の過緊張(攣縮)から起こる『痺れ感』(神経から起こっているわけではないので痺れ感とします)が考えられます。
よく言われる腕に向かう痺れ感をきたす筋肉といえば、肩甲骨周囲の筋肉です(例えば肩甲下筋、棘下筋)
確かに、過緊張を起こしており、肩の可動域にも影響をきたしているため、トリガーポイントも有効かもしれません。
しかし、肩甲骨周囲の筋肉に触れても痺れが再現そして増強します。
なのでこれも今治療する部位ではありません。
もう一つの関節受容器の異常による痺れ感だあった場合、肘関節と手関節の過緊張や機能異常が考えられます。
肘関節の橈骨が過緊張を起こしていたため、軽く牽引を行って見るが、今までと同様に痺れが増強。
尺骨肘頭は内方上方変位しているため、肘頭のモビリゼーションを試みるが思うような効果は得られなかった。
手・腕・肩の痺れの場合、だいたい今までやってみたところで変化が見られますが、今回は全て痺れが増強するサインが出ているため、うまくいきません。
最後に残った手関節を触診してみます。
尺骨茎状突起が背側に緊張を起こし、手首が背屈制限を起こしています。
背屈させながら尺骨をリリースすると、その瞬間から小指・薬師の痺れが消失します。
指を動かすのは鈍い感触がまだあります。
尺骨の背側偏位
尺骨の背側偏位
そのあと痺れは母指側に3本付近が気になり、舟状骨の外転変位・内転制限、母子中手骨と大菱形骨の外転制限がありました。
実際に親指を動かすのに自覚する制限はあるかと尋ねると、伸展できません。
大菱形骨・第一中手骨をリリースすると指の伸展の痛みのなくなり、手の痺れが消失しました。
舟状骨の偏位
舟状骨の偏位
大菱形骨の偏位
大菱形骨の偏位
そのあと、最初に触って痺れが増強した首や腰を触ると痺れは増強せず、むしろ指の動きの鈍さが改善されやっと施術できる状態になりました。
Therapy localizaitonでは、当初増悪サインを出していた頚椎や腰椎も、動きが軽くなるといった寛解ポイントのサインが現れましたので手の治療の後にはいつもの全体治療の効果を出すことができました。
このように主観的な症状である”痺れ”の治療は治療ポイントを見つけるのが難しく、1回目でそれを発見できるかは問診が鍵となっていたりします。
今回も振り返れば、手に負担がかかる仕事をしていることや手に急激な力がかかることをした翌日から症状が悪化していることから、手の問題が多く関連していることにすぐに気づけていたかもしれません。
長らく痺れの症状でお困りの方に対して、少しでも早く解決に向かいますようお力添えできれば幸いです。

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西村 公典

舌癖に対する治療考察 東京都にしむら治療院

ここ最近、何かの運動遂行機能の障害の患者さんが多数来院されています。
「足が動かない」
「手が動かない」
「手を口元に持っていくと震える」
「足が痙攣する」
がこれまでよく相談されていたものでした。
ほとんどが神経系のトラブルによる運動機能の障害だったので、大体の方が治るもしくは良くなっていきました。
今回新たに「舌が偏る、うまく動かない」といった舌下神経麻痺用の症状を来した方の変化が出ましたので勉強を兼ねて考察をしていきたいと思います。
体幹の筋肉が縮まると、その方向へと体は傾きねじれます。
力こぶが収縮すると肘は曲がり、太ももの前の筋肉が収縮すれば、膝が伸びます。
しかし、筋肉で構成される舌は収縮すれば伸びるという性質があるため、機能障害が起こった時には舌は患側へとよる傾向があります。そんな特異な性質のある舌の障害について、症例を元に考えていきたいと思います。舌の麻痺が幼い頃からあり、構音障害(発音の障害)を来している。
口をすぼめることが難しいのと、下を突き出すと左に偏ってしまう。
病院では、舌の奥が麻痺しているとの診断で、脳深部刺激療法を行いましたが、舌が偏るのは逆に強くなっていましました。
もともと脳に特に目立った異常がなかったため、治療は中止し、現在に至る。
先天的な右半身の麻痺が少しあるのが影響しているのかもしれませんが、今回施術にあたって「空間認識」も踏まえて治療にあたりました。
頚椎は右屈しているため下顎は右にスライドしており、右の顎関節は緊張が強く、口を開けると下顎は右に寄ってしまいます。
「下顎は右に、舌は左に偏ってしまう」
こういった現象が関連あるのであれば、顎関節に対する治療と変わりませんので、私の対応範囲であることがわかります。
temporomandibular articulation
temporomandibular articulation
実際に頚椎を安定させ、下顎の調整を行うと舌はまっすぐ伸び出し、口すぼめもしやすくなりました。
頭蓋・環椎・軸椎の不整列
頭蓋・環椎・軸椎の不整列
舌の動きは舌下神経によって支配されています。
舌下神経が麻痺すると、舌は患側に曲がるのです。
つまり今回の左偏るのは左側の舌下神経の機能障害であることはわかります。
実際に脳深部刺激の電極は左の脳にありました。
もし舌下神経の機能障害が、脳による問題ではなく、顎関節の機能の障害によって起こっているものだとしたら・・・。
そもそも舌は下顎に付着してるものですので、下顎が偏れば、下顎に付着する舌が示すまっすぐと、身体の中心からの真っ直ぐは違ったものとなってしまいます。
「めまい」という症状があるように、舌も前後左右を混同することがあるのかもしれません。
今回の方と同様の「舌の機能障害」を患う他の患者さんにも対応できるかわかりませんが、変わる人もいるということも経験することができました。
今後も良い変化が続くことを祈りつつ、精進を続けたいと思います。
今回ご縁をいただきました、お医者様にも感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
今回の経験を歯科医師の先生と議論した際に、「舌癖」というものが矯正歯科分野で盛んになってきている話を教えていただきました。
舌の筋機能障害に対するトレーニングです。
とても良いトレーニングでしたので舌のトラブルを抱える方にご紹介をしていきたいと思います。
歯科医師の先生にもこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。

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