膝の痛みを抱えて来られる方が続けて紹介されてきました。
症状はと言うと、
1:膝の変形が強い方
2:変形は強くないが半月板損傷が疑われる方
3:過去の怪我が引き金となっている方
4:成長痛の子供
5:スポーツ選手
それぞれ痛みの原因や怪我のキッカケが様々ですので、治療計画は異なります。
今日は②の半月板損傷の症例についてご報告します。
数名いらっしゃった半月板損傷の方の中で一番症状の重い方の改善結果についてです。
膝のロッキングという膝を曲げるとガチッとロックする症状で来院されました。
「膝のロッキング」と呼ばれる症状で疑われる代表的な疾患は、
1:十字靭帯損傷
2:タナ障害
3:半月板損傷
そのうち大病院で「内側半月板の完全断裂」と診断を受け、手術以外はないと言われています。
手術を受けられない事情があったので、ご家族がうちに通っていることもあり、しばらくはこちらで治療を続けることになりました。
1回目、2回目はなかなかロッキングも変わるものではなく、なんとなく膝の曲がりに弾力が出てきた程度でした。
3回目の治療は少し間隔を短くして来院してもらい、前回の治療効果がまだ残っている状態で開始しました。
周りの緊張が解けていたこともあり、「ここが引っかかってるな」と感覚でわかり、そこに牽引をかけていると、膝が少し曲がり始めました。

膝の解剖図
図で示すと内側半月板の後面に引っかかりがある感覚でした。
実際にはここを通る半膜様筋がこの内側半月板を引き出す作用があるため、この筋肉の機能を上げることで良い結果となりました。
4回目も膝の曲がりが更に良くなることができました。ロッキングはまだ深い角度で起こるため、手術の検討は未だ続きますが徒手でも比較的可動域の改善は可能です。
半月板損傷や半月板の炎症などの痛みにお困りの方はご相談ください。
西村 公典
JR田町駅、都営浅草線三田駅徒歩1分
連絡先:03-6435-2437
東京都港区芝5-27-5山田ビル503
にしむら治療院院長
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さいたま新都心駅徒歩12分、与野駅徒歩5分、施設内駐車場4台有
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アギトス鍼灸整骨院 代表
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