腰痛・坐骨神経痛と仙骨の機能異常

膝・足の障害

当院でも最も多いと言っても過言ではない、「坐骨神経痛」。

慢性的な坐骨神経痛でも、意外とあっさりと変化を来たすことも多いです。
この「あっさり」という言葉は誤謬があるかもしれません。
なぜなら「細かい触診」の結果であるからです。

今日は、腰痛・坐骨神経痛の原因の一つである【仙骨】についてご説明します。

 

仙骨は寛骨とともに、骨盤を構成する骨であり、背骨を支える骨です。

仙骨は背骨と同じような骨が成長の過程で癒合し、一つの骨となります。

成長期から腰痛を患う方は、この骨が変形していたり、独特な形状を形成することがあります。
お年を召した方でも昔から腰痛があるかは聞いておく必要があるのは、仙骨の問題を見つけるためでもあります。
成長期から何度も繰り返した腰痛の方は仙骨はまず検査するべき場所でしょう。

 

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要点:

  • 背骨全体の歪みに関与
    腰椎(脊柱)を支えている。
  • 体重の配分調整に仙骨の傾きが関与
    上半身の荷重を左右に分配する。
  • 坐骨神経を直接圧迫 / 牽引する。
    仙骨の害則から坐骨神経が表面に出てくる。

三つの要点を記載した通り、仙骨は他の背骨と異なり、そしてまた寛骨(腸骨恥骨坐骨)と異なり、特別な役割を果たします。

この要点を踏まえると、問題点が浮かんできます。
仙骨は股関節の大きな筋肉が付着し、さらに脊柱起立筋もガッチリと付着するため、傾いたりすることがよくよくあります。
傾いて真っ先に思い浮かぶ問題はなんでしょうか?

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背骨の最下端に存在する仙骨が傾けば、上層部は大きくゆがんでしまいます。
これが頭痛に影響を与えてしまうこともあるため、肩こりや肩の痛み、頭痛、肘の痛みであっても仙骨は検査するべきです。

足にかかる荷重も変わってしまいます。
トレンデレンブルグ歩行という異常歩行も仙骨の機能制限を改善することで良くなる人も多いので、歩行動作できになる問題があれば、仙骨は必須の触診場所です。

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最後に重要なのが、坐骨神経の走行です。
身体の表面に最初に現れるのが、この仙骨の外方です。
膝下は全て、坐骨神経によって支配されているため、足の症状において重要なポイントであります。
治りにくい足の症状は坐骨神経を疑って、仙骨を細かく調整していきましょう。

 

主な当院での治療方法は、モービリゼーションと呼ばれる関節を優しく揺り動かす治療方法を用いています。
子供でもお年を召した方でも安心して治療が受けられます。

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坐骨神経の原因として仙骨以外にもたくさんの要因があります。
当院では一つ一つ検査を大切にして、少しでも原因に近づけるように治療に携わります。

お力になれれば幸いです。


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