肩の痛みや手の痺れに対する治療紹介動画はこちら
学校の教員をしている方が突然、右腕のしびれと握力の低下を起こし来院されました。
自転車通勤をしている時、ハンドルを持っている右手の力が入らず、腕の痺れも強くなります。
原因は、
移動教室で外泊中、枕が合わないのを感じ、二日目の朝から首の痛みから右腕全体に重い張りを感じていました。
徐々に重さが強くなり、最終的に力も入らなくなったので整形外科を受診。
MRIでは小さなヘルニアはあるけれどもこれ自体は問題とは思えないので経過を見ましょうとなり、電気と牽引に通っていました。
一向に経過が良くならないので、当院を受診。
力が入らない場合、経過が長いと筋肉が痩せてしまうため、すぐに回復は難しいのですが、今回症状が出てからまだ二週間だった事もあり、すぐに筋力が回復することが予想できました。
そんな時に有効なのが筋力テスト。
当院の筋力テストは通常と違って神経の機能を評価します。
筋力テストの紹介はこちらの動画から
頸椎を触診し、曲がっている場所をリリースすると筋力が少し上がります。
しかし、そのままだと首が傾いた状態になってしまうため、
どこの頸椎のその方向への力が加わると良いかを再度詳細を触診して行きます。
頸椎の5番目が傾いているため、ここで圧迫が起こっていたようです。
その部位を優しく緩めて調整すると筋力が3割から6割まで入るようになりました。
痺れも改善し、動作時、特に「つり革を持つような仕草」でのみ痺れがでるということでしたので【胸郭出口症候群】を疑い、鎖骨や肋骨の治療を行いました。
筋力も6割から8割まで上がり、痺れは肘あたりだけになりました。
肘の機能検査によって、自転車を持つ姿勢、肘の回内時に緊張が強くなることが検査で見つけることができ、それを改善すると力は10割、痺れもなくなりました。
三日目位で首の凝りから右腕の痺れ、そして筋力低下が徐々に戻ってきていたため、週に2回ペースで一月通ってもらい、1ヶ月後は2週間空いても症状は落ち着いたまま。
このまま終わりかと思った時に、体育祭に参加し、再度軽度の痺れが出たのですが、一度の施術で改善が見られ、状態維持のため月一で通っています。
「しびれ」「筋力低下」といっても首、肩、腕、肘、手とどこでも痺れる可能性があります。
皆様の痺れの原因はどこからきているでしょう?
痺れでお困りの方のお力になれれば幸いです。
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にしむら治療院院長
さいたま市中央区下落合1013-1スピカビル201
アギトス鍼灸整骨院 代表
西村 公典