学生の側弯症、顎関節症も合併 動きの触診による評価と治療

腰・股関節の障害
側弯

保護者からの相談

『子供の側湾症は治りますか?』

答えは

【治る側湾症】もあれば、【治らない側湾症】もあります。

どちらなのかは触ってみて、治療してみてわかります。

教科書的に述べると【アダムポジションで判断できる】とされていたり、【構造性側弯】は治らないが【機能性側弯】は治るとされています。

※アダムポジション
両指を合わせて前屈した時に、左右の肋骨の高さが違うと構造性側弯の可能性が高いとされていますが、臨床上は機能性側弯も同様に違いが出る

※側弯の分類
構造性側弯:器質的な変化、例えば骨折、変形、生まれつきなど
機能性側弯:不良姿勢など変化するゆがみ

構造性だと思っていたけど良くなる人もいるので、実際には触ってみて、施術してみて治るパターンかどうかわかります。

 

症例:高校1年生、部活バスケットボール部

中学校の背骨の検査で側弯を指摘され、半年に一度レントゲンで経過を見てきました。

高校に上がり、相変わらず背骨は歪んでいて、腰痛が頻繁に起こっていたが、日常的に困るほどではなく、側弯の経過を見守ってきました。

この数ヶ月、顎が痛くなり、口を開けるとガクッと音がなる顎関節症が起こり、次第に口も開かなくなり、当院へと紹介されます。

 

【検査、触診】

口を開けると、顎が右側にスライドして左顎がガクッとクリック音を呈す。
頚椎は左側弯(左凸)で顎関節と頚椎の隙間は狭い。
”顎関節は頚椎の施術でだいぶ良くなる”のが通常ですが、今回は変化がありません。

次に、
元々の側弯症に目を向け、側弯の強い部分を検査しました。
下部腰椎と骨盤の歪みが一番強く、仙腸関節の施術で側弯がかなり減少したことから、治すことができる【機能性側弯】であることがわかります。

側弯症が良くなった状態で再度口開けると、本人も「口が開く!」と驚くような変化が出ました。

顎関節症と側弯

顎関節症も治るものですが、子供の側弯症も多くが改善できるものです。

側弯症や顎関節症にお困りの方は一度ご相談ください。

 

舌の運動障害に関するブログはこちら

舌癖に対する治療考察 

肩関節の治療紹介動画に、全身の運動連鎖を紹介しています。
そちらからでも足の問題が手や頭に影響を与えることを説明していますのでご参考までに。
Youtubeリンク

 

 

安心安全丁寧な治療

03-6435-2437

東京都港区芝5-27-5山田ビル503

にしむら治療院院長

にしむら治療院ホームページはこちら

 

さいたま市中央区下落合1013-1スピカビル201

アギトス鍼灸整骨院 代表

アギトス鍼灸整骨院ホームページはこちら

西村 公典

 

タイトルとURLをコピーしました