股関節の前面に問題を抱える症状について簡単に動画で紹介しています。
参考までにご参照ください
昔からずっと股関節の触診、検査、治療と教えてからなのか、足の痛みに対してかなり効果を出せてきている実感があります。
長年の経験から「鼠径部のつまった感覚」について、今日は説明したいと思います。
股関節のインピンジメント(衝突)と呼ばれる疾患があり、骨の変形が進んだ方はCAM型PINCER型と呼ばれ、ここまで行くと完治はかなり難しくなります。

CAM型PINCER型 Santa Monica Orthopaedic and Sports Medicine Group Hip and Pelvis Institute http://www.smoghip.com/patienteducation/fai.htmlより引用
先日もCAMの初期を診断された方が来院され、2ヶ月ほどかかりましたが、引っかかりもなく完治に近い状態まで回復しました。
今回はそのインピンジメントの1つの原因を紹介したいと思います。
それは【骨盤が傾く】ことによって、起こります。
「仙腸関節」と呼ばれる骨盤にある関節が存在します。
その縦長の関節は上部と下部で偏位を起こすことがあり、
上部が離れるようにゆがんだり、骨盤ごと傾いたりすると、
股関節を形成する、大腿骨(太ももの骨)に覆いかぶさってしまいます。

正面像 右股関節インピンジメント
これが足を上げた際などに衝突、つまりインピンジメントした状態を作るのです。
こういった場合には、人によっては恥骨が痛くなったり、太ももの内側痛くなったりと症状の出方は様々です。
股関節の症状を訴えてきた方にはまず、骨盤の状態を把握する必要があるのはこういったことが背景にあります。
股関節のつまり感や、股関節の痛みでお悩みの方は是非一度ご相談ください。
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にしむら治療院院長
さいたま市中央区下落合1013-1スピカビル201
アギトス鍼灸整骨院 代表
西村 公典